お姫様抱っこって誰が名前付けたの ページ5
笑わんといて。痛いねん。はよ意識飛べ。
うちの意識よ飛べ。
『意識飛べぇぇぇぇ』
角「体強」
角名に背負われて保健室に歩き出す。
『いだいぃぃぃ。』
角「あと少しだから」
「てか神凪って思ってたのと違った」
『すんませぇぇぇん』
角「うん」
『うんじゃなくてわろてくれやぁぁ。いだぃぃ』
角「はいはい。着いた」
ガラガラ
「あれ。角名君部活サボり?」
角「いえ。マネが階段から落ちてたのを拾ってきました」
「ん!?!?」
「神凪さん!?ちょっ!意識あるん??!大丈夫!?」
『生きてはりますぅぅ。いだいでずぅぅぅ』
「うっっわ!!」
なんですか。あんたまでうちの事座敷わらしやと思ったんですか。そんな驚いて。
「ちょっ角名くん救急車呼んでくるから見てて!?」
角「っす」
『救急車なんていやぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
角「てかよく喋るね」
『肺に骨がぁぁ』
角「なおさら喋んなよ」
『角名くん遺書書いてへんよぉぉどないしょぉぉ』
角「さよならだけなら皆に伝えとくけど」
『お願いしますぅぅぅ』
角「ていうかどうやって落ちたの走馬灯みえた?」
なんてことを。角名君病人にむかってそんな質問する??ワクワクすんなよ。
『ポンッて押されて走馬灯は見えなかった』
角「押された!?!?」
『おん』
角「それ殺人未遂じゃない!?やばいよ!?」
『やばいん!?』
角「やばい。てか言うの遅い。」
『すんません』
てか角名君て取り乱すことあるんか。
短時間でこの前まで怖かった人と仲良くなれんやね。
角「てか笑うな」
『だから癖やねん。』
角「笑う癖って何」
『んまぁ気にせんといてや』
「神凪さん救急車呼んだからな!?大丈夫か!?」
『大丈夫です。まだ生きてはります』
「よかった!!痛いとこは主に!」
『ありません!!全身です』
角「あるんじゃねぇか」
『もうカラダぢゅうガラ血が出たような』
「きゃー!!」
「神凪さん!?神凪さん!?」
角「意識飛ぶタイミングよ」
________________________スナリンは目の前で階段落ちた人見ても最初焦っても段々落ち着いてそう…
その後
北「ほんまか」
角「こわかったっす」
七恵「環ちゃん大丈夫なの!?」
角「たぶん。叫んでたし」
治「神凪さんて叫ぶんやな」
侑「ハンっ!!」
銀「クレイジーやな」
尾「いやいや!意識飛ぶんやないの!?」
角「意識飛べって祈ってました」
赤「すげーー」
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作者名:あまね。 | 作成日時:2020年4月1日 1時