Master Doll 【BTS】完 (ページ10)

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JK「だってさ」

『私は、此処に居て良いのですか？』

JN「もちろん！
ちょっと怖いけどね...」

あはは。て苦笑いをするジン。

『マスター！』

嬉しそうにジョングクに振り向くAは、
普通の女の子の笑顔だった。

JK「良かったね」

JN「さて、ナムジュナとホソクが帰ってきたら、
また説明しなくちゃね」

JK「あ、説明書ちゃんと読んでない」

ジョングクは自分の部屋からAのアタッシュケースを持ち、リビングに帰ってきた。

JM「それは？」

『私の荷物です』

TH「にしても、
本当に色白いね」

ぷに。とAの頬をつつくテヒョン。

TH「あれ？柔らかい」

JK「最初は本当に陶器だったのですが、
僕が名前を呼ぶと動き出し、それと同時に肌も人間らしく」

TH「でも変わらず球体なんだね」

『これはどうにもなりませんから』

そう言ってAは自分の手首の球体を見せた。

JN「説明書あるならもっと早く言って──」

鞄の蓋を開け中を確認していたジンが言葉を詰まらせる。

YG「どうしました。ヒョン」

JN「見てみて。
Aの着替えが入ってるんだけど、
めっちゃフリフリで可愛い」

ジンがアタッシュケースから服を取り出す。

その手にはロリィタやゴスロリと言われる洋服が入っていた。

JM「本当だ。
これはAの趣味？」

『いえ、以前のマスターのご趣味です』

JM.JN「え」

Aの言葉に眉を顰めるジンとジミン。

拾われてはいけない所に拾われたのでは。と考え込む２人。

『あ、以前のマスターは女性でした。
なので、変な意味の趣味ではございませんよ』

ふふ。と笑うA。

JN「なんだ。ビックリした」

JM「男性だと...ね」

YG「てかお前、
表情変わるんだな」

『はい。
あまり自由には変えれませんが』

YG「笑った方が可愛いぞ」

『え？』

ユンギの言葉に他のメンバーが目を丸くさせる。

YG「なんだよ」

その表情に気づいたユンギは、1人1人睨んでいく。

JK「ヒョンがそんなこと言うのが意外で」

YG「うっせぇ」

HS「たっだいまー！」

NJ「ただいま返りました...、
て、誰ですか？その方は」

YG「あぁ、紹介する。
ジョングクの彼女だ」

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