Master Doll 【BTS】完 (ページ14)

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__JKside

「さて。
Aをどこで寝かせようか」

現在、俺の部屋にてAの寝床を探しています。

『私、陶器の人形ですので、
椅子があればそこで寝れますよ』

「え？」

そう言われてもな...

気になるし...

『...ジョングクの隣に寝て良いですか？』

「...!?」

な、何を言うんだこの子は...

『ダメ...でしょうか？』

またしても可愛らしい顔で問いかける。

赤色の瞳が電気の光でキラリと光る。

「良いよ」

布団に入ると同時にそう告げると、
Aは嬉しそうに隣に入ってきた。

『ジョングク、ありがとうございます』

幼い体をギュッと抱きしめて眠りについた。

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ppp_ppp_

スマホのアラームで目が覚める。

寝る時に腕の中に居たはずのAがいない。

「A...？」

掠れて思い通りに出ない声がAの名前を呼ぶ。

『はい？どうしましかたか？』

探していた人物が扉から顔を出す。

「あ、いた」

『寝起きのジョングクは、
酷い顔をしていますね』

なんて優しい笑顔でいうもんだから恥ずかしい。

両手で顔を隠して「おはよ」と言うと、
「おはよ」と優しい声で返してくれた。

『ジンが朝ごはんを用意して待ってますよ』

「わかった。
すぐに行くよ」

洗面所に行き、
顔を洗って軽くうがいをしてリビングへ向かった。

JN「おはよ。ジョングガ」

「おはようございます。ヒョン」

ジニヒョンが作った料理を器用に持ってくるA。

はぁ可愛いな...。

ん？今俺なんて言った？

「可愛い」て言った？

いや、確かにAは可愛いよ。
可愛いけど...、
今のはどういう意味で言ったんだ？俺

まぁいっか。

この時の俺は、
まさか人形に恋をするとは思っていなかった。