. ページ38
.
携帯を取り出して、名前をタップした。
♪〜
数回のコールの後、少しだけ声が低いめぐの声が聞こえる。
目「…もしもし?」
『あ、めぐ?俺』
目「…アリ?!」
スピーカーからゴソゴソと起き上がる音が聞こえてくる。何週間ぶりかの連絡に驚いている様。
まだ夕方なんだけど、これは寝てたな。
『俺。SnowManに加入する事になったわ』
目「……は?」
『だからSnowMa「いや、ちょっと待って?!」』
俺の言葉は勢いよく遮られる。
寝起きでよくこんな大声出るなぁなんて感心してしまった。
目「そんな事、一言も言ってなかった!」
『うん、秘密だったからね』
目「お前さぁ……」
はぁと大きなため息が聞こえる。
あれ、思ったより喜んでない?
『めぐ、おめでとうって言ってくれないの?』
目「あ、うん…」
『ねぇ!』
目「おめでとう、アリ」
『ありがとう、めぐ』
ふふ、と笑顔が溢れた。
一番に伝えたいのは、やっぱりめぐなんだよな。
……
そこからは、あっという間に世間に広まる。
SnowManというグループが、どれだけ大きいのかを実感する。
雑誌でも特集を組んでもらったり。番組でも特集を組んでもらったり。
知名度が一気に上がった事を肌で感じる様になると共に、俺自身の個人の仕事も増大していった。
………
そして2017年、秋
ジュニア達が、大きなフロアに集められる。
なぜ集められているのか分からずドキドキしていた。
目「よっ!」
『めぐ!元気?』
目「どう?SnowMan、ちゃんとやってる?」
『ちゃんとやってますぅ〜。舐めないでください〜…俺の肩、腕置きにすんな!笑』
するりと肩に腕を回して距離が近くなる。
相変わらずの密着度。
近くに居た翔太君が俺の腕を引っ張った。
渡「目黒、あっち行け!しっしっ!」
目「あ、翔太君。俺のアリだから近づかないでくださいよ」
渡「アリは俺たちの物だから。ほら、集合かかってるんだから、目黒はどっかいけ」
目「翔太くんうぜーーー笑」
「またな!」と手を振りながら、めぐは離れて行く。
渡「お前、目離したらすぐどっか行くよな」
『行ってないし!さっきはめぐと久しぶりに会えて嬉しかっただけ』
渡「はいはい、SnowManの場所から離れないでくだちゃいね〜」
『子供扱いするのやめて!』
SnowManの列に戻ると、皆んなこっちを見て笑ってた。
ふっかは「戻ってこれたんでちゅか〜」って更に馬鹿にしてくる。
これが、俺の日常だった。
1256人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かお(プロフ) - じゅさん» じゅさん、コメントありがとうございます!!お返事が遅くなり申し訳ございませんでした!!新しい紅一点と言っていただけて嬉しいです〜!!!!楽しく読んでいただけるように更新していきますので、また読んでいただけたら嬉しいです。ありがとうございます!!! (2021年2月17日 5時) (レス) id: ef35d521e5 (このIDを非表示/違反報告)
じゅ(プロフ) - 新しい紅一点の形で思わず一気読みしました!更新楽しみにしてます! (2020年12月12日 15時) (レス) id: fc4aecf63b (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - 雪那さん» 雪那さん、いつもコメントありがとうございます!加入組ほぼ出ず50話になってしましました…。予告のお話は書き終わってるので、いつ出そうかタイミングを伺ってます笑。7人時代のYouTubeいいですね!時系列バラバラになりそうですが、書きたくなってきました〜!!! (2020年11月8日 22時) (レス) id: ad4aaf0953 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - 玲さん» 玲さん、コメントありがとうございます〜!!嬉しいです。そして、それ正常です!笑。沢山寝てください!!!!笑 (2020年11月8日 22時) (レス) id: ad4aaf0953 (このIDを非表示/違反報告)
雪那 - Noticeの予告が…!目黒くん!ゆり組!これは…非常に今後の展開が気になりますね…!50話おめでとうございます!(?)10人のstoryも楽しみにしてますね。ぜひ、可能ならば7人時代のYouTubeのお話も読んでみたいです。。初日の出とか…(願望)全力で応援してます! (2020年11月8日 22時) (レス) id: 49b6818a8a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かお | 作成日時:2020年10月16日 19時