カーテンコール【SnowMan】

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皆の視線が佐久間くんに集まる。


佐「え、なに？俺、遅刻してないよね？」

舘「大丈夫」

佐「よかった〜、一瞬焦ったじゃん！！」


佐久間くんはマイペースに荷物を広げつつ、着替え始め、何か言いたげな雰囲気を醸し出していた渡辺くんは、はぁとため息をついて靴紐を結び始めていた。


……



時間が近づくと、メンバーは自然と集まり、今日のレッスンの内容を確認していく。
俺はいつもそこには参加せず、後ろから軽く覗いているだけだったか、今日はその輪の一箇所にスペースが出来ていた。


阿「有栖川もこっちおいで」


阿部くんが、手招いて隣に呼んでくれる。

え…？いいの？
不安になりながら、岩本くんと佐久間くんの顔を確認すると、二人は笑顔で頷いてくれた。
阿部くんと宮舘くんの間の空いたスペースに入って、ふっかさん主導でメモの内容を確認していく。



そこには、今までずっと無かった俺の名前がしっかりと書かれていた。




え…




思わず顔を上げ、メンバー全員の顔を確認する。
1番に口を開いたのは渡辺くん。




渡「今日から全体のレッスン、お前も参加だから」





『……いいんですか？』

渡「は？嫌なわけ？」

『嬉しいです！！！！ありがとうございます！！！！！！』


物凄いスピードでお辞儀をする。
ガッツポーズしたい気持ちを抑えて、両手を握りしめていた。



嬉しい！！！！！！



まだまだ先だと思っていたのに
やっと！やっと！本当のスタートラインに立てたかもしれない。





SnowManのみんなと、一緒に踊れるんだ。






渡「…怪我だけはするなよ」

『はいっ！！！！！！』


気合を入れるため、両頬を思いっきり叩く。


岩「よかったな」
佐「よかったね」

岩本くんと佐久間くんが笑ってくれた。




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ここまでで30話超えると思ってなかった…

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