検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:16,630 hit

51 ページ1

「Aちゃんはどこ住んでんの?」
「Aちゃんはどんな人が好み?」
「Aちゃんは彼氏いるの?」
「Aちゃんのライン教えてよ」


てつやさんの会話は止まることがない。
終いにはラインを交換する羽目になってしまった。

渋々ケータイを取り出すと、タイミングよくエイジくんからの着信が。
これはチャンス!と急いでてつやさんに謝り、その場から少しだけ離れて電話に出た。


「もしもし?!エイジくん?」

「ねぇ!まだ??遅いんだけど!!」

「もう着いてます!どこいるんですか?」

「えぇ〜?そうなの?A〜!どこだ〜!」


完全に酔っ払ってやがる。
あのミステリアスでスマートなエイジくんはどこに…??


「エイジくん、どの辺にいますか?」

「んんとねー、プロジェクターの前ら辺?」


辺りを見渡すと、会場の奥にプロジェクターを発見した。
こちらを見ているてつやさんやジョージさんに会釈して、奥の方へ歩いていく。(お世話になりました。ペコリ)

「そっちに移動するんで、動かないでくださいね!」

念を押して、プロジェクターがある場所に移動するが、エイジくんは見当たらない。
動かないでって言ったのに!!!

周りをキョロキョロと見渡していると、突然後ろかガバッと抱きつかれた。


「きゃっ!」


恐る恐る振り向くと、抱きついた本人がフニャりと笑っている。
かわい…!!!!


「やっと会えた〜!A〜!遅いよ〜!!」

「っ!!と、とりあえず離れましょう…」


近すぎます!!!
エイジくんの体を押しのけてしまった。


「…なんで電話出てくれないの!大変だったんですよ!!!」

「ごめんね〜えへへ」


笑いながらエイジくんはまた抱きつこうとしてきたので綺麗にスルー。
彼はちょっとだけ不貞腐れた顔をした後、「Aが来てくれて嬉しいなぁ」と笑った。
酔っ払い相手に心臓が待ちません!!!!


すると、


「あー!!Aちゃーーーーん!!!」


声の方向を向くと、そらちぃさんから楽しそうにこちらに手を振って向かってくる。


「Aちゃん本当に来てくれた!」

「こんばんは。そらちぃさん、お久しぶりです」

「名前覚えててくれたんだ!嬉しい〜!」


そらちぃさんも酔っ払っているようでテンションが高い。子犬みたいだなぁと思ってしまった。


「ねぇ、そらより俺にかまってよ」


エイジくんに腕を思いっきり引っ張られ、そのままエイジくんの胸元に収まってしまった。



.

52→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
320人がお気に入り
設定タグ:YouTuber , アバンティーズ , エイジ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りん - 続き気になります…楽しみにしてます! (2020年12月7日 14時) (レス) id: 9136d89cd3 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2020年6月24日 15時) (レス) id: 1f194d63ba (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - ユウキさん» ありがとうございます!!とっても嬉しいです(;o;)これからもワクワクしていただけるように頑張ります!! (2019年5月26日 20時) (レス) id: ad4aaf0953 (このIDを非表示/違反報告)
ユウキ - 素晴らしいです。展開が最高にワクワクします! (2019年5月25日 7時) (レス) id: 3415d88ff2 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - かなとさん» すみません!気付かず失礼しました!ご指摘ありがとうございます。 (2019年5月22日 21時) (レス) id: ad4aaf0953 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かお | 作成日時:2019年5月22日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。