リアルで恋、してるんです。【桃】

Story 24 ページ25

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無事本人確認が終わり、席に着く。



席は後ろから数えた方が早い所ではあるが、ドームよりもはるかに小さいホールの為、あまり前の方では無くても十分近く感じる。
通路横でもある為、不幸中の幸い、と言ったところだろうか。




奈「なんか、めちゃくちゃ近く感じるよね……」




『分かる！普段ドームとかアリーナとか大きいとこが多いし』




奈「ソワソワする〜やばい…」




高鳴る鼓動と緊張を抑えきれず、奈那も私も手が震えている。





奈「そう言えば、今日途中から全員私服なんでしょ？」




『そうらしいね！佐久間くん、絶対アニメTシャツだと思うwww』




奈「想像出来るwww阿部くんどんなだろ〜楽しみ！」





演出や何を行うか等、様々な想像を膨らませる。








「本日は、SnowManファンミーティングに御来場頂き、誠にありがとうございます。」






開演直前のアナウンスに、会場全体が歓声包まれる。
その理由は……







「渡辺翔太です」


「宮舘涼太です」






ゆり組によるアナウンスであったから。
2人で公演中の諸注意について説明していく。


翔太くんがちょっと噛んでしまうと、笑い声があがる。
舘様のロイヤリティ溢れる声に、黄色い歓声があがる。





宮「まもなく開演致します。皆様、座席に着いてお待ち下さい。」




渡「また、後ほどお会いしましょう！」




バイバーイという声で放送が終了し、ファン全員で拍手をする。





開演まであと少し。







奈「A！」




『「絶対結婚しような！」』






いつもの掛け声で、ペンライトを点灯させ、団扇を持つ。








今日も、見つけてくれますように！！









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