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連絡先にある、"ジョングク"の文字を見るだけでそのまま自分から行動に移さず、1ヶ月経っていた
テヒョンさん曰く、ライブがはじまったり、何かとりあえず前より10倍は忙しくなるらしい
今日は、雑誌の撮影らしい。
…私がここまで詳しく知ってるのも、テヒョンさんが聞いてもないのに全部べらべらと喋るせいだ
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いつもの様に退勤して、携帯を見ると、テヒョンさんからの不在着信
毎回思うけど、アイドルの人から電話が来るって凄いんだな…
その日は、仕事で1日潰れる、って言ってたから、掛け直さなかった
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問題は、ライブ最終日の夜だった。
『はい、ねえ、これ何回目?』
「…まだ2回目ですよ、あ。あとお疲れ様です」
TH『もう、2回目の間違いね。しかも、かけ直しがないってどういうこと?』
「や、忙しいだろうなあと思って…私なりの気遣いです、エヘ」
彼氏が出来たら、こんな感じなのかな、なんて考えながらテヒョンさんに返事をしていると
なにか向こう側で声がする
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怒って、通話画面のまま放置されたのかな、と思いスピーカーにして、携帯を机に置くと、少しだけ聞き覚えのある声がした
『そっちから掛けてくれないと、俺、どうしようも無いんですけど?ヌナ』
彼だ、とすぐに分かった
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作者名:ましろ。 | 作成日時:2022年7月1日 19時