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あれから、2、3週間ぐらい経って、フラ〜っとテヒョンさんがお店に来た



未だに、ジョングクさんには電話できないまま。






TH「これからちょっと忙しくなるからさ〜、

飲み納めにきたっ」





「えっ、じゃあこんなとこで飲んでる場合じゃないですよね?」





TH「うるさいなー!良いの!!!今日はじゃあジュースでいい!!」







はいはいわかりました、とテヒョンさんに背を向けてグラスをとると、


『連絡してあげた?』って不意に聞かれる










「…は?」







TH「あー!その顔はしてないって顔だ」







笑いながら、俺全部聞いてたんだからねって歯を見せて笑う










「はぁ…酔いつぶれてたんじゃなかったんですか…


しませんよ。アイドルですし、しかもすごく忙しいじゃないですか。今の話聞くと」




TH「はーっ、めっずらしいね。ホント。


アイドルから電話番号教えてもらったんなら、喜べばいいのに」





「テヒョンさんだって、アイドルでしょ?」





TH「んじゃあさ、俺がAに番号聞いた時、喜んだ?」






「う〜ん、いや、特に無でした」






ちょっと!!って笑う彼の前にジュースを置く







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TH「…あまっ」





「そりゃ、ジュースですから。

これでお仕事頑張ってくださいね」





ん、と目を伏せて。

妖艶な様子で、ジュースを飲む姿は、やっぱりアイドルだ










TH「多分、ジョングガのやつもちょくちょく来るだろうし。

1回は連絡してあげてよ。さすがに可哀想」








「…気が向いたら、?」

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作者名:ましろ。 | 作成日時:2022年7月1日 19時

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