32【JK】 ページ32
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ツアーが終わって、みんなで打ち上げ
隣でムシャムシャと肉を食べるテヒョンイヒョンが、何かを思い出したかのように、『ん!』って勢いよく飲み込んで、俺の方を見る
TH「ジョングガ〜会いたくて仕方ないでしょ?」
JK「は?」
んふふ、とぼけなくていいから。ってニヤニヤしながら近くにある水を飲む
JK「…いや、別に」
ヒョンには、はっきりと言ってないけど、何となくわかってる気がする
というか、バレてる
TH「ふふん、言っとこ〜」
電源がついてない、真っ暗なスマホ画面に態とらしく指を這わせて、『ジョングガは、別に会いたくない、っと〜』なんて、ニヤニヤしてチラチラ俺の方を見ながら打ち込むフリ
JK「ちょっとヒョン、まじでそれやめてください」
TH「へぇ?必死じゃん」
さっき飲んだ少し度数の強い酒のせいか、なんなのか知らないけど、顔が火照る
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そうだよ、必死だよ
俺がこうして会ってない間、ヌナは彼氏とあったりしてんのかな、とか
他の男の人に口説かれていないかな、とか
最後まで、ずっとずっとヌナのことを考えていた
こんなの、気持ちの否定しようがない
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作者名:ましろ。 | 作成日時:2022年7月1日 19時