31【JK】 ページ31
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イベントやらライブやらなんやらで、激務続きだったのも今日でとりあえずひと段落。ツアー最終日の今日
ツアー中は、電話したらいけない、てことは、終わったらかけてもいいってことなのかな
なんて、屁理屈に近い良いように考えている俺には、不謹慎ながら待ち遠しいもので
JN「やぁー!ジョングガ!最近なんかルンルンしてない?」
ガシッと後ろから肩を組まれ、爽やかな香水の香りに包まれる
JK「ヒョン…なんか、犬みたいですね」
なんて、俺のつぶやきに、『ワン!』ってそこそこ高いクオリティーのモノマネを耳元で披露するジンヒョン
JK「…うるさ」
JN「なに?女の子?」
JK「そんなんじゃないです」
まあ、当たってるけど。ジンヒョンにまでバレたら何言われるか分からないし、万が一ヌナのこと知られたら、好きになっちゃいそうで。ジンヒョンが好きそうだもん、Aヌナ
もーつまんないのー、って組まれてた肩から重みが消え、隣を歩く。と、知らぬ間にジンヒョンの隣にはシュガヒョン
YG「そーいや、なんかテヒョンアの奴、よく電話してる女がいるらしいけど、知ってる?」
思わず、間にいるジンヒョンには目もくれず、ヒョンの方を見る
JK「…さぁ?テヒョンイヒョン女の人に現を抜かしてるんですか」
なんていいながら、実際に現を抜かしているのは俺の方だ
やっぱり、テヒョンイヒョンの電話には出るんだ。と改めて負けた気分
JN「ジョングガ〜嘘下手っぴだなあ!!」
そういって笑うジンヒョンとにやりと笑うシュガヒョン達は、各々のホテルの部屋へと戻っていった
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シュガヒョンも、ジンヒョンも
2人ともヌナのタイプの男じゃない、と思いたい。
元からヌナには彼氏がいるのに
…まあ、確証があるものでは無いけど
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作者名:ましろ。 | 作成日時:2022年7月1日 19時