30【JK】 ページ30
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…また、や、ら、か、し、た
ヌナが一番嫌いそうで、俺も今までは理解できなかったこと
あの時の"応援してます"って言葉が嬉しすぎて、思わず、つい、ゆるめの、ハグ…のようなものをしてしまった
俺のことを好きではない、ましてや彼氏持ちの人にそんな事をして
男として最低なことをした
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スタッフさんに挨拶をしながら、寝ぼけ眼のまま、楽屋へ入る
9月ももう半ば。少し涼しくなってきた
JK「…おはようございます」
TH「うっわ、元気無っっ」
挨拶をするや否や、俺の顔を見て、ケラケラと笑うヒョンが2人
JK「ははは、これのどこが元気ないんですか」
JN「わ〜絞め殺されそう」
テヒョンイヒョンに肩を組んで茶化してくるジンヒョンに、しません…と返すとテヒョンイヒョンと目が合った
JK「テヒョンイヒョンも、おはようございます」
荷物を置いて、練習着に着替えようとすると、ふふふふーんと変な効果音をつけながら、ヒョンが近づいてくる
JK「…なんですか、気持ち悪いです」
TH「ん〜?会ったらしいじゃん?」
JK「うるさいです、ヒョン。ハァ」
鼻を摘むと、イデデデ!ちぎれる!って真顔で言うから離してあげる
JK「なんでそこ2人は情報共有してるんですか」
TH「え?そりゃ無理やりにでも吐かせてるからね」
ったく…と呆れていると
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TH「…あと一押しなんじゃん?」
何を聞いたのか知らないけど、ヌナのことが俺にはわからなくて
彼氏がいる、と聞けばヒョンはヌナはフリーだよという
嫌いなんだ、と思えば応援してますって言う
最低なことをした、と反省していたら、あと一押しなんじゃん?と言う
…これだから、燃える。もっと知りたくなる
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作者名:ましろ。 | 作成日時:2022年7月1日 19時