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結局、彼に電話をかけ直す勇気なんてできず、迎えた彼の誕生日も終わろうとしている
大学の頃仲良くしてくれてた友達とその日は予定があったし
仕方ない。仕方ないんだ。
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友人と別れて、帰宅すると
スマホにうつる、着信を知らせる通知
今度はテヒョンさんからだった
アイドルから連絡来て、故障しない私のスマホ頑丈〜なんて面白くないジョークを思いながら、通話ボタンを押し、耳にあてると
TH『やぁ!!!ねえ!1回では出てくれないの?』
電話越しでも伝わるほど、彼の大きな声
「私はそんな軽くて簡単な女じゃないんですよ」
笑い混じりに返し、水を1口含むと
TH『そんな残酷なこと言わないでよ〜〜
いや、でもほんと、A手強すぎ』
「手強い?なんのことですか?」
TH『んーん、こっちの話。…あ!あと、どうでもいいからってジョングガのこと、スルーしちゃダメだかんね!あの子が可哀想でしょ!全くもう!いひひっ!じゃあね!』
誕生日祝ってあげなよ、って付け足してテヒョンさんから電話が切れた
本当に可哀想って思ってるのかな。すんごい笑ってましたけど。
…って、結局テヒョンさんは何が言いたかったんだろ、
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JK「ヒョン…まじ余計なこと言わないでください」
TH「んー?元気だしなって、バースデーボーイ」
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作者名:ましろ。 | 作成日時:2022年7月1日 19時