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最近はお仕事落ち着いたのかな
テヒョンさんが頻繁にお店に足を運んできてくれる
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いつもの様に、お酒をちまちま飲みながら、『秋が来るね、恋の季節だ』って意味不明な一言
まだ、8月の終わりだし。この人、春には『出会いと別れと恋の季節だね』、夏には『アチチな恋の始まりだね』って
「ながらスマホは良くないですよ」
TH「んー?連絡してる相手知りたい?」
話が噛み合わない。なんで彼はこう、話題を変えようとするのだろうか
どうでもいいです、って返して、グラスを取りに行こうとすると、ちょちょちょ!!、と制服の袖を掴まれる
TH「ジョングガなの、気にしてよ」
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どうしてだろう、名前を聞くだけで、すぐ頭に顔が浮かんで、胸をギュッと何かに掴まれるような感覚
「…そうですか」
TH「えぇ〜、ほんとにどうでもいいって顔してる」
本当はどうでもいいわけない。
ずっと、連絡も、勿論お店にも来ないから
ああ、やっぱりからかわれただけだったんだ。って
「彼の方こそ、私の事なんてどうでもいいと思いますけど」
何か言いたそうにしているテヒョンさんに、水が入ったコップを渡して、洗浄済みのグラスを取りに行く
今度は、邪魔されず無事に取りに行くことが出来た
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TH「…どうでもいい、ねぇ?」
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作者名:ましろ。 | 作成日時:2022年7月1日 19時