【d!】悪徳令嬢の執事となりまして

9.攻略対称間違っていませんか？ ページ50

コンコンッ

「失礼します。お茶をお持ちしました」

ニヤニヤ笑う私を見て何を思ったのかAは顔を一瞬歪めたのだけれど、私は気にしなったわ。だって、ネタが増えるんですもの！！

sr「ゆっくりだったのね」
「大事な話かと思いまして」
sr「そう…私達の話は終わりました。お茶はスカーレットたちと飲むことにするわ。Aはこのまま、グルッペン様たちにお茶を入れて差し上げて」
「え…」
sr「何か問題でも？」
「いえ…ただ、ソーラお嬢様の分で持ってきたお茶とお菓子をどうしようかと…」
sr「Aが一緒にお茶をすればいいのだわ。いいですわよね、グルッペン様」
gr「うむ」

グルッペン様、トントン様、これは私からのささやかな餞別ですわ。ただでさえ忙しいお2人ですもの。これくらいは許されましてよ。

sr「A、明日からきっと大変になりますわ。ですので、これより2時間、休みを言い渡しますわ」
「えー…マジですか…」
sr「ええ。マジですわ」
「言ったら聞かないんですから…わかりました。2時間後、部屋にお伺い致します。スカーレットさん達に迷惑かけすぎないで下さいね」
sr「わかってるわ」

2時間の休みを言い渡すと、グルッペン様たちの顔が輝いたように見えましたわ。少なくとも2時間は独り占めでは無いけれど、2人占め出来ますものね。
私はグルッペン様の部屋を後にすると、すぐさまスカーレットさんを探してお茶会にしましたわ。

スカ「なるほど…ソーラお嬢様の見解ではAさんを狙っているのはその5人は確定なのですね」
sr「ええ。あからさまに行動に出てるのはその5人だもの」
雨「ここだけの話ですけど、オスマン様もAを狙っていると思いますよ。この前…」
sr「まぁ！そうだったのね」
瑠「私は兄さん様も狙ってると思いますけども…」
スカ「何故かしら？」
瑠「先日の式典の時なのですが…」

それぞれ見かけた時のことを事細かに話してくれましたわ。ふむふむ、オスマン様はよくお菓子を作っているAにあーんを強請ると…兄さんは式典の時に顔色の悪いAにいち早く気づいたかつ、頭を撫でたのですね。はぁ…これからどうなって行くのか楽しみですわ！




作者から
スカーレットさんのお名前をお借りしました！それと合わせて、前回までお借りした方も出させて頂きました。
途中から何を書きたいのか分からなくなったンゴ…
次話からは続編へ移行しますᕙ( ˙꒳˙ )ᕗ

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