俺の心にクリティカルヒット【松野千冬】【龍宮寺堅】

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Drkn side


町行く人も隣を歩くエマもヒナちゃんも

浴衣を着ている

Aも着てんのかな、なんて考えながら

歩いていると聞きなれた声がした

『千冬の方もおいしそ、半分こしよ』

千「いいっすよ、Aさん場地さんみたいっすね」

『は!?圭介と一緒にすんなって』

前から歩いてきたのは

浴衣姿のAと隣を歩く千冬だった

なんだよ、場地じゃねーのかよ

エ「あれ、Aじゃない!?」

Aかわいい超似合ってる!

とすかさず声をかけに行くエマ

『エマ〜!ドラケーン!』

千「ちわっす」

千冬とは行くのに俺とは行かねーのかよ

そんな大人げねぇ感情が頭を埋め尽くす


『ん?どーしたドラケン、食いたいの?』

そう言って俺の方にたこ焼きを一つ差し出す

こいつはホント鈍感だな

ド「おー貰うわ」

まじうめーよ、といって冷ましもせず俺の口に突っ込んだ

ド「あっつ!」

『そりゃ出来立てだかんな!』

そういってゲラゲラ笑っている

ぜってー確信犯だろ

そんな俺らをじっと見つめる千冬

千「Aさん、そろそろ行きましょう。二人の邪魔っす」

『あっ、そうだな!エマ頑張れよ〜!』

じゃーなー、と行ってしまった

邪魔じゃねぇよ

それは紛れもなく千冬からのメッセージだった

"邪魔だからどけ"

ってな

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