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「やっと終わったぁ…」
体育祭の午前の競技が終わり、服を汚さないようにぐったりする
午後にはクラス対抗のリレーと、代表リレーがある
そのためには休まないと…でも
着替えもあるし、確か誰かから呼び出されてるんだっけ
あとは係の仕事も…
休む時間ないな
最悪競技前にゼリーでも食べるか
まずは着替えないと
着替えに使用したテントは結構人がいて暑かった
そのあと係の仕事を終わらせる
この学校の先生は休ませることを知らないのか…
あと数分しかないな
次は呼び出しか…
早く行こう
「…ここかな」
「お、やっと来た！！」
行った先には鳥井希が居た
「なんのようですか？」
生憎少し疲れてるのだ
できれば休みたい
「あ、あのな、ちょっと一緒に飯食いたかったんやけど…生徒会のみんな居るからそこに案内するから、着いてきてや！！」
そう言われ、手を強制的につながされて移動させられる
「あの、昼食教室に…」
「大丈夫や、シャオロンが生徒会室に鞄持ってきてくれとる！」
そんなキラキラした目で見ないでくれ
やったのは君ではないし、
やってたとしても勝手に鞄持って行ってるんだから全くよくない
これシャオロンに注意しないと、またやるなぁ
「もう20分くらいだけど…」
「別ええやん！行こうや！！」
まあいいや着いていこう
そう思って足を進める
だが、全く生徒会室じゃない場所で鳥井希は止まった
「どうしました？」
鳥井希の表情を見ようとして下から覗き込もうとすると、
腕を痛いくらいに掴まれた
「…いった？！」
「ふは、ええなぁ、それ」
鳥井希の表情は愉悦に染まっている
「なあ、今腕痛い？痛いやろ？Aのその表情かわええよ」
クッソ、やらかした
「もっともっとやってええ？」
目をギラギラとさせた鳥井希は私の腕に力を入れ
「ｯｱ゛！！」
首を思い切り噛んだ
首の少し下の辺りに生暖かい感覚
そして鉄の臭い
血が出てる
今の段階で私を殺すことはない…とは思うが、
これはゲームの中のようで現実
バグ起こりまくりの世界
「や、やめ…て、やめろ！」
鳥井希の行動は私に死を自覚させた
流石に不味いと思い、鳥居希を突き飛ばす
油断していたのか、少しだけ後ろに下がった
首に手を添えてみる
少しだけ、血が出ていた
「ふは、かわええなぁ」
目の前の鳥井希はまだ満足していないらしい
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薊(プロフ) - はゆりさん» 報告ありがとうございます。直しておきますね。 (2023年5月12日 9時) (
レス) id: 7fce24f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - コメント失礼します。面白くて一気読みしちゃいました！あと83話多分最後のシーン、名前が変更されていません。 (2023年5月11日 23時) (レス) @page43 id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - 名無しの高校生さん» コメントありがとうございます。設定や世界観はけっこう頑張って考えてたのでそう言ってもらえて嬉しいです。これからもできるだけたくさん更新するので見ていただければ嬉しいです。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ea13576d57 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの高校生 - お話の展開が面白くてとても好きです。設定も世界観も私の好みで楽しく拝見させていただきました。無理せず更新して頂けると嬉しいです。作者様のこと陰ながら応援させていただきます。 (2023年4月5日 1時) (レス) @page31 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薊 | 作成日時：2023年3月16日 21時
