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「…ってあれ？」
2人は消え去った怪異と普通に立ってる私を見て驚く
本来なら怪異にボコられてる途中だからね
驚くよ、そりゃ
この呪文ちゃんと効くみたいで良かった
桃がヒロインしてたときに保健室かどっかに不法侵入して知ったらしいけど…
まぁいいや
「あれ、2人ともどうかしました？そんなに焦って」
「い、いや…何もない…けど…え…、なんで…」
「ロボロ落ち着け…あ、ちょっとその機械少し危ないかもしれへんから大丈夫かな…って思ってな。後は俺らがどうにかするから、もう帰ってええよ」
天乃呂戊太は分かりやすく焦るが、
緑川昴は意外と冷静に対象する
生徒会から帰っていいって言われたらもう帰るしかないよな！
「じゃあお先に失礼します。お2人とも頑張ってくださいね」
営業スマイルを浮かべてその場を後にした
…めんどくさいな
＿＿＿＿＿＿＿＿
「バイバイー！…はぁ、やっと…ロボロ、はよ落ち着け」
俺は隣で呼吸が荒くなったロボロの背中をシバく
俺の方を睨みながらも冷静になってくれたようだ
「さすがやな…どの子からの刺客かは分からんかったけど、バグとしての実力は充分」
「…なんで俺がお前らに協力なんか…」
ロボロは俺を睨む
そもそも、ロボロが“俺らの計画”にあまり乗り気ではなかったことは知っていた
だが、グルッペンがロボロを脅しているのだ
「ホンマ、ロボロも俺らに協力しとった方がええよ？バグは一筋縄じゃいかへんし、決断のはやいAちゃんのことやから危ないことも簡単にやると思うし…」
「やから協力してやってるんやろ？それに、少人数でどうにかしようとして成功する可能性があるのは軍団だけや」
あの性格クソなやつらの集団が…
大先生はバグとか関係なしやからな…
執着は他の誰より強いやろ
「俺らがすることはAちゃんからの好感度稼ぎや。俺らのイベントはヒロインちゃんや美月を助ける物が多い」
「軍団が俺らの計画から外れるのはキツイし…グルッペンもやり方変えたとか言っとるけど、諦めたほうがええんやない？」
「諦めて満足するなら別にええけど」
まぁ、そりゃそっか
「じゃあ、軍団が潰れたら次の敵は俺やと思えよ？」
「安心して欲しいめう」
「あくまでこれは“軍団を潰す”までが計画でそのあとでAちゃんを堕とすところからは個人や。まぁせいぜい嫌われんといてや。軍団潰せへんくなるやろ」
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薊(プロフ) - はゆりさん» 報告ありがとうございます。直しておきますね。 (2023年5月12日 9時) (
レス) id: 7fce24f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - コメント失礼します。面白くて一気読みしちゃいました！あと83話多分最後のシーン、名前が変更されていません。 (2023年5月11日 23時) (レス) @page43 id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - 名無しの高校生さん» コメントありがとうございます。設定や世界観はけっこう頑張って考えてたのでそう言ってもらえて嬉しいです。これからもできるだけたくさん更新するので見ていただければ嬉しいです。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ea13576d57 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの高校生 - お話の展開が面白くてとても好きです。設定も世界観も私の好みで楽しく拝見させていただきました。無理せず更新して頂けると嬉しいです。作者様のこと陰ながら応援させていただきます。 (2023年4月5日 1時) (レス) @page31 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薊 | 作成日時：2023年3月16日 21時
