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目の前に居たのは桃色の髪の女の子
髪型はボブで、1部を黄色に髪を染めている…のかな
おしゃれのことに関しては遅れまくってるから分からない
女の子は私と同じ制服を着ている
じゃあ、この学校の…
「残念だけど、私はこの学校の生徒ではないわ」
なんで私の思ってたことを…
「私、人間ですらないの」
「…え？」
女の子に触れた
でも、違う…？
「私は結構強めの恨みがあるからここに残れてるの。今のヒロインにこのことを伝えることはやめた方が良いと判断したわ」
「…待ってどういう…」
「久しぶり…というべきかしら。私は
「大丈夫だけど…何が目的なの…？」
「この世界を壊すことよ」
彼女が説明するには、この世界はとある神によって作られた世界で、何回も何回もゲームの世界を繰り返している
ヒロインは適当に選ばれ、ゲームでの一生を過ごし、大体高校2年生で死ぬ
彼女は“桃葉璃音”に選ばれた内の1人…らしい
「私は神が貴女に与えた物も、“彼ら”に与えられた物も全部知ってる」
「…彼らに与えられた物…」
「好感度の数値の偽造よ」
…え
今まで信じてた物が、頼りにしていた物が嘘…？
「他にも病み度も偽造してる実際の数値だとどれくらいかしら…多分100超えてるわ。しかも、それは現在の“桃葉璃音”のではなく、貴女のよ」
「私…？なんで…」
「1人だけは違うみたいだけど、みんなこれが“ゲームの世界であることを知ってる”のよ。何回も何回も繰り返している記憶だってある。そこに唐突な“バグ”が発生した。気になるに決まってるでしょ？」
「でも、ヒロインは璃音で…」
「アイツら、私のときもそうだったけど、ヒロインに興味はないのよ。だって…私以外の“桃葉璃音”も、彼らのエンドにたどり着いた者は居ない」
「……」
「おかしいと思わない…？」
「原作では生徒会ファンクラブのはずの“深井美月”がファンクラブとしての活動は一切してなくて、貴女がシャオロンと関わっててもなにも言わない。現在の“桃葉璃音”との接触すらしていない」
確かにおかしいとは思った
でも…
「でも、それは生徒会が居るからじゃないの？」
「違うわ…飽きたのよ、生徒会に」
彼女は本当のことを言ってるように見えた
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薊(プロフ) - はゆりさん» 報告ありがとうございます。直しておきますね。 (2023年5月12日 9時) (
レス) id: 7fce24f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - コメント失礼します。面白くて一気読みしちゃいました！あと83話多分最後のシーン、名前が変更されていません。 (2023年5月11日 23時) (レス) @page43 id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - 名無しの高校生さん» コメントありがとうございます。設定や世界観はけっこう頑張って考えてたのでそう言ってもらえて嬉しいです。これからもできるだけたくさん更新するので見ていただければ嬉しいです。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ea13576d57 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの高校生 - お話の展開が面白くてとても好きです。設定も世界観も私の好みで楽しく拝見させていただきました。無理せず更新して頂けると嬉しいです。作者様のこと陰ながら応援させていただきます。 (2023年4月5日 1時) (レス) @page31 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薊 | 作成日時：2023年3月16日 21時
