雪だるまくん5

呼び方その2 ページ20

それからも撮影中頑張って呼び捨てしたり、愛称で呼んだりしたが…やはり辿々しくて上手く呼べない。

『んあ〜！！私わかった！！』
深「なにが？」
『基本的に呼び捨て苦手だ！！』
岩「はぁ？」
渡「樹たちは呼び捨て出来るのに、なんで十数年間一緒にいる俺たちには出来ないんだよ」

たしかに…十数年間ずっと一緒にいるけど…

『しょ…しょーた、翔太は初めて話した中学生の時からずっと翔太君なんだもん。今更呼び捨てなんて…』
宮「俺は？」
『舘さまって愛称で呼んでたから言い難い…』
向「俺ならそんなにガッツリ一緒に十数年間一緒！ってわけじゃないからどうですか？」
『こ…康二なら呼べるかも…？』

私の発言により、翔太くん、舘さまは落ち込み、康二は喜んでいた。
その姿を見ているとなんだか悪い気がするが、呼び方って一種の癖みたいなもんだから難しい…

目「やっぱ、最初が肝心だった！！俺、Aちゃんに目黒君って呼ばれるのは嫌です。」

そういえば、めめは最初から私にめめって呼んでくれって言ってきてたな〜。
凄い弟感満載な姿を思い出した。

佐「A〜阿部ちゃんにずっと阿部ちゃんって言ってたら自分が阿部になった時どうするの？今から呼び方変えといたら？」
！！！！
今、サラッと爆弾発言をしたさっくん。
私の顔はさぞ真っ赤になっていることでしょう…

阿部「クスっw確かにねぇ〜」

さっくんの発言にのっかってきた阿部ちゃん
ますます赤くなる私…
こういう時には普段阿部ちゃんの後ろに隠れるものの、今回ばかりは阿部ちゃんもノリノリなため庇ってはくれない。
天然と高学歴がセットになって同じ話をしてくる時ほど意図が分かりやす過ぎて最強にこわい。

阿「俺は、Aって呼んでるのになぁ〜」
佐「Aは本当にずっと阿部ちゃんて呼ぶの？それとも、2人きりだと呼び方変える？変わる？」

こわいこわい！！
『変わんないし、阿部ちゃんだってずっと阿部ちゃんて呼んでたんだから…周りも阿部ちゃんて呼んでるし…』
ブツブツ…と言い訳を(逃げ道を)言い続ける私。

深「とりあえず、みんな呼んで欲しそうだから少しずつ呼んでみれば？いつか慣れてくるんじゃない？」
岩「そうだな。俺は最終的に照君から照になってくれればいいし…」

2人が助け舟を出してくれる

『…わかった。頑張ります！』

ー島TVー

佐「今日からAはメンバーの呼び捨てを頑張りますの〜」
『頑張りますの〜』
深「暖かく見守りますw」

［島TV］

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