雪だるまくん5

ソーダ！！ ページ17

少し前に阿部ちゃんが1人で撮影した雑誌を発売前に貰ってきたらしく、仕事帰りに阿部ちゃん家に寄り読む(見る？)

阿「普段とは違う衣装とかで俺じゃないみたいだよね。」
『…阿部ちゃんが…阿部ちゃんが…』

1人悶える私を「A？どうした？」と心配する阿部ちゃん

『…好き。こんな感じの阿部ちゃんもいいね！！発売されたら買わなきゃ！！』
阿「クスっいいよ。あげるよ？」
『ダメ！！次回以降も阿部ちゃんを起用してもらう為にも買って売上部数を上げないと！！』
阿「同じグループのメンバーじゃないみたいw」
『メンバーだけど…ファンだし！！鑑賞用と保管用と何かあった時用と持ち運び用と…』

私が阿部ちゃんの1ファンとして力説していると、背後から抱きしめられた

阿「…1ファンなだけ？」
『違う。』
阿「ん？」
『ファンとしてもだけど…彼女としても力になりたいもん。』

私が恥ずかしさに耐えながらもそう言うと、抱きしめていた力を更に強め、頭をポンポンされながら「よく出来ましたぁ」と言われた。

…はぁ〜
もうダメです…腰砕け。
恥ずかしさの限界でとりあえず阿部ちゃんの方へ向き、ギューと抱きついて赤くなった顔を隠した。

阿「A。」

名前を呼ばれ、上を向くとどんどんと顔が近づいてきたので目を閉じた。

普段、2人だけで過ごす時間が少なくまだまだ慣れない私のペースに合わせてくれる阿部ちゃん。

久しぶりに2人きりの甘い時間を過ごす事が出来そうです。
これも、この雑誌のおかげ？かな。

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