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長くて甘いキスに力が抜けて立っていられなくて
たかにしがみつく。
西「A…。」
「…は、い。」
西「かわいすぎるんだけど。」
「ん…？」
西「Aが悪い。」
ふわりと体が浮いて
運ばれたのは窓際のベッドの上。
「え…ちょっ…とまっ、て…。」
たかがしようとしてることに気づいて
制止してみるけど、
たかの目の奥には熱が見える。
何がどうなって
こうなってる？
西「待たない。」
「でも…、時間っ、ぁ…ん…っ。」
西「1時間でしょ、わかってる…。」
するっと忍び込んでくる手に
なんの迷いもなくて。
西「ちゃんと気持ちよくしてあげるから。」
「そ…ういう…っんっ、ことじゃ…ぁっ、」
顔の横に置かれた片肘。
脇腹あたりを撫であげる大きな手。
それだけで
じん、とお腹の奥が熱くなる。
だめだと
わかっているのに。
西「Aに。
俺を拒むことなんかできないやろ？」
耳元で自信たっぷりにそう言うたか。
見抜かれてる。
悔しいけど…。
そのとおりだ。
甘いキスにちゃんと身体も心も感じてる。
そうなるように
私の体は作られてるんだ。
「…ばか。」
西「バカはないやろ？」
「…好き。」
西「知ってる。」
頭の片隅にはお互いに
少しの現実は残しながら。
たかの首に手を回せばそれは
始まりの合図になる。
中途半端に脱がされて晒される肌の上を
性急にたかの唇が這う。
確実に感じるとこばかりを
的確に責める手。
「…ぁっ…んっ…そ、れ…やぁ…っ！」
たかに教えこまれた快感に
抗うことなんかできなくて
私は陽の光が差し込む部屋の中でひとり
体を震わせる。
「わたし…ば…っか…や、だ…っ。」
そう言うとたかは着ていた服を脱ぎ捨てる。
乱れた髪のすき間から私を見下ろして
呼吸を乱したままの私のなかに
ぐっとたかがはいってくる。
何度抱かれても
嬉しくて苦しくて切なくて
泣きたくなるくらいに、気持ちがいい。
いつの間にか
シーツを握りしめていた手に
たかの手が重なったあと
指を絡めてぎゅっと握られた。
そして私達は一緒にのぼりつめて
果てる。
体の真ん中に熱を感じたあと
たかの体が落ちてきて
私は余韻と共に大好きな人を抱きしめた。
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(´・ω・｀)(プロフ) - 大好きな人は。めちゃくちゃ素敵で何度も読み返してます！できたら、ショートのパスワード教えて欲しいです。 (10月29日 7時) (
レス) id: e27e13d6a3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 大好きな人は。とてめ素敵なお話でした(^^)♡こちらの作品も1から全て読みたいです！パスワード教えて頂けると嬉しいです！！ (2022年11月22日 1時) (レス) id: 7929bd4039 (このIDを非表示/違反報告)
eringi01030214(プロフ) - 先日読み終えたのでいまから見させて頂きたいと思ったらパスワードかかっていたので教えていただきたいです(；；) (2022年11月21日 3時) (レス) id: ea8392449b (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - 今から読ませて頂きます♪1から全て読みたいのでパスワード教えて頂きたいです！！！ (2022年11月11日 9時) (レス) id: 6961cbc2a1 (このIDを非表示/違反報告)
eight888loooove(プロフ) - 大好きな人は。読ませて頂きました！ステキなお話で一気読みしてしまいました^ ^他の作品も読ませて頂きたいです！パスワード教えて頂きたいです。 (2022年11月5日 7時) (レス) id: 17095d27b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2020年5月27日 7時
