317 side Nissy ページ17
西「え?」
何を、と問う間もなく
Aの手が俺に触れる。
たどたどしいその動きが、
俺の理性を奪っていく。
西「ちょ…っ、お、い…っ。」
カーテンも閉めずに眠ってしまった
ベッドルームには
朝の光が差し込んでいて、
窓からはすがすがしい青空が見える。
そんななかで、
手で、口で。
俺を高みに導くAの姿から、
目が離せない。
西「…も、いいって、A…っ!」
ありえない光景に
おかしくなりそうなほど感じる俺と
そこからちらりと俺を見るA。
目があった瞬間。
我慢できずに果てた俺。
少しだけ顔を歪めて
飲み干すA。
何も言えずに
上がった息のまま
その様子を見てると、
「あの…っ。
私…ちゃんとできてた、かな?」
少し伸びた髪を耳にかけながら
潤んだ瞳で頬を赤く染める。
ついさっきまであんなことをしてたとは
思えないくらいだ。
西「よすぎて、我慢できなかった。」
ごめん…
とそう言うと。
首を横に振りながら
恥ずかしそうに微笑む。
ほんとにAには、
いつも驚かされる。
西「でもやっぱり…
Aと一緒がいい。」
だから…おいで?
と言うと。
それだけで俺が意図することを
理解して俺の上に跨るA。
そして、二人で一緒に
甘い時間に溺れる。
交代でシャワーを浴びたあと。
「ね、たか。
今日は私が着る服
選んでくれる約束でしょ?」
西「そうだった。」
クローゼットを開けて
これ?
それとも、
こっち?
なんて言いながら
服を自分に合わせて俺に見せる。
「魔法でえいってしたら、
洋服変われば楽ちんなのにね?」
なんて可愛いことを言うけど。
西「そりゃつまんない。
だって、脱がせる楽しみ無くなるやん。」
首筋にすうっと指を這わせると
「…ばかっ!」
ぺしっと俺の肩を叩くA。
耳が赤く染まっていて、
西「あ…今何か想像したでしょ?」
「してませんっ!」
バカみたいなやり取りだけど、
Aの表情がとても明るくて
それだけですごく嬉しかった。
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リリィ(プロフ) - ふみさん» 今更お返事ごめんなさい!いつもありがとうございます!続き頑張ります! (2020年1月5日 20時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - AYさん» 今更感ありありのお返事でごめんなさい(泣)読んでくださりありがとうございます!お詫びに?更新頑張ります! (2020年1月5日 20時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - めっちゃいいとこ!!早めに続編頼みます! (2019年11月25日 23時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - 本当に、ほんっとうに主人公さんの可愛さにはかなわない。というかリリィさんにはかなわない!読むのが楽しみで頑張れます。いつもありがとうです〜 (2019年11月25日 20時) (レス) id: d7256c5ba1 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» 帰ってきちゃったー☆予想通り、ですかね笑 (2019年11月25日 17時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリィ | 作成日時:2019年7月11日 20時