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「…」
私だけが好きで、苦しい。
先輩は私を簡単に傷つける。
先輩の言葉１つ態度１つで、私は簡単に傷つく。
それを知ってて先輩は、私のキズもダメージも全て知ってて、狙いすましたように そのキズにヤイバを突き刺すのよ。
痛みに思考が動かない。
…今 私は先輩に何を言われた…？
よ「何よあれ？A 知らないって言ってるじゃない！」
松「…」
よ「決めつけるなんて、サイテー！」
よっちゃんが苛立ちを露わにする横で松本先輩は難しい顔で閉じたドアを見てる。
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普段の大野先輩は、他人を否定したりしない人。
「…」
先輩は私だと確信してた。
だから私の行動をとがめに来た。
“理由はどうあれ”
理由はどうあれ、フラれたくらいで他人に迷惑をかけるな。
きっとよっちゃんたちがいなかったら
先輩は そこまで言ってた。
先輩に関わらないことが最良の行動だと思ったのに。
私のする事なす事全て 大野先輩をウンザリさせてるのかもしれない。
…やだ。
こんなことで泣きたくなんかないのに。
涙腺を刺激するツーンとした痛みに唇を噛みしめた。
松「…好美？」
よ「あ、はいっ」
松「翔くんが泊まる部屋交代してくれるって言ってるから、今からお前たち2人分の荷物を1階の翔くんの部屋に運んでくれる？」
よ「あ、なるほど。Aの足じゃ 登り降り大変ですもんね」
松「1人で運べる？」
よ「全然 大丈夫です！」
部屋移動は正直ありがたい。
櫻井先輩の気遣いには感謝しかない。
「よっちゃん。私 自分で運べるから大丈夫だよ」
よ「何言ってんの。それくらいまかせなさい」
よっちゃんはニッコリ笑った。
松「で、運び終わったらバーベキューの準備手伝ってやって」
よ「了解しました！」
確かに、ヨロヨロと危なっかしい姿を見せたら、
ただの捻挫が もっと大ごとにとらえられちゃうかもしれない。
ソファに座ったまま「ありがとう」と頭を下げると
よ「気にしない気にしない！」
よっちゃんはあっという間に部屋を出ていった。
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yuihibiki(プロフ) - ちょこたろーさん» 人それぞれですよね。さまざまな出来事に対しての感じ方も受け取り方も、私の書いたあいさつ文に当てはめる情景も。このオハナシがどんなリハビリになってるのかは分かりませんが、完結までもう少しお付き合いくださいませ。 (2019年11月17日 21時) (
レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
ちょこたろー(プロフ) - いつも読ませてもらってます。挨拶にある今の気持ちが、うなずけすぎて思わずコメントさせてもらいます。飲み込めていないことが多すぎてやっぱり正月から止まってる。流れはね頭で受け入れているんだけど心はねもう容量オーバーで。だからこのお話が私のリハビリです。 (2019年11月14日 15時) (レス) id: c8a1445fc4 (このIDを非表示/違反報告)
yuihibiki(プロフ) - さわさん» この大野先輩は主人公ちゃんにとってなかなかキツイよなあーって思いながら書いてますけど、しばらく？ずっと？こんな感じでいくことになりそうです(^_^;) (2019年11月10日 9時) (レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - きっとニヤニヤしてしまう展開が待ってるんだろうけど、主人公ちゃんの心が苦しそうで悲しくなります。大野先輩お願いしますよ〜。 (2019年11月9日 16時) (レス) id: 759a393a86 (このIDを非表示/違反報告)
yuihibiki(プロフ) - nyurika513さん» ありがとうございます（笑） (2019年11月2日 0時) (レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuihibiki
| 作成日時：2019年9月23日 0時
