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夜、エアコンを付けないで寝たら、朝 汗ビッショリで目が覚めた。
大学がない土日は家でゴロゴロするのが私の通常。
だけど昼過ぎまでベッドで横になってたら、さすがに腰にくる。
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電車を降り、バイト先まで徒歩10分の距離をゆっくり歩いてると強い風がスカートを膨らませた。
「ひゃ、ッ//」
私は慌ててスカートを抑え、周りを気にしてキョロキョロ。
土曜の夕方にしては人もまばら。ホッと胸をなでおろす。
やっぱりパンツスタイルに戻そうかなあ…。
自転車乗るのも階段登るのも、気を使わなくてよかった少し前が恋しい。
『わぁっ、…とっ、とっと、あー』
男のコの焦ったような声。
と同時に目の前に黒い物体が落ちてきた。
「…あ、帽子？」
“……今日は風が強いね……”
一瞬、頭の中でいつかの記憶と今が重なった。
…なんか、不思議な感覚。
「ありがとうございます！」
目の前の帽子を手に取ると男の子が走ってきて元気よく頭を下げた。
中学生くらいかな。
「はい、どうぞ」
「すみません。風が強くて、飛んじゃいました」
「車道の方に飛ばなくてよかったね」
「はい！拾ってくれてどうもありがとうございました！」
さっきのはいつの記憶だったか。
遠い昔のことじゃないはずだけど。
「…ま、いっか」
思い出せないモヤモヤを残しつつ
男の子たちを見送ってバイト先に向かった。
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平日17時から22時。週3日。
残念ながら、恋愛対象となりうる男性がいる職場ではなかった。
店長もオーナーも男性だけど既婚だから問題外。
シフトがかち合いそうなのは
どう見ても中学生にしか見えない童顔な高校生の男の子と
フリーターで同い年の女の子と
かなりかなり年配のおばさま2人。
夜勤の男の人にも会ったけど
長年付き合ってる彼女がいるらしいし
まあ、仕事場で恋愛を探そうなんて考えるなってことだろう。
…別にそういうつもりでバイト先を探してたわけじゃないけれど。
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それにしても
コンビニって本当にコンビニエンスなのね。
え？当たり前？
レジ打ちだけが仕事じゃない。
レジ関係でも覚えることいっぱいなのに
それ以外の仕事の方が多いなんて正直ビックリ。
簡単に考えてた自分を少し反省しつつ
数回 店長に指導を受けて
やっと今日から研修中のバッチが取れ、スタッフとなれた。
なんとか一人前として認めてもらえて、一安心。
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yuihibiki(プロフ) - ちょこたろーさん» 人それぞれですよね。さまざまな出来事に対しての感じ方も受け取り方も、私の書いたあいさつ文に当てはめる情景も。このオハナシがどんなリハビリになってるのかは分かりませんが、完結までもう少しお付き合いくださいませ。 (2019年11月17日 21時) (
レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
ちょこたろー(プロフ) - いつも読ませてもらってます。挨拶にある今の気持ちが、うなずけすぎて思わずコメントさせてもらいます。飲み込めていないことが多すぎてやっぱり正月から止まってる。流れはね頭で受け入れているんだけど心はねもう容量オーバーで。だからこのお話が私のリハビリです。 (2019年11月14日 15時) (レス) id: c8a1445fc4 (このIDを非表示/違反報告)
yuihibiki(プロフ) - さわさん» この大野先輩は主人公ちゃんにとってなかなかキツイよなあーって思いながら書いてますけど、しばらく？ずっと？こんな感じでいくことになりそうです(^_^;) (2019年11月10日 9時) (レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - きっとニヤニヤしてしまう展開が待ってるんだろうけど、主人公ちゃんの心が苦しそうで悲しくなります。大野先輩お願いしますよ〜。 (2019年11月9日 16時) (レス) id: 759a393a86 (このIDを非表示/違反報告)
yuihibiki(プロフ) - nyurika513さん» ありがとうございます（笑） (2019年11月2日 0時) (レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuihibiki
| 作成日時：2019年9月23日 0時
