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「そんなに似合いませんか？」
「似合う似合わないの問題じゃねーわ」
何それ。ホント意味が分からない。
そもそもどうして私はイチャモンつけられてるのよ。
「似合ってるならいいじゃないですか」
「何かなきゃそこまで変わんねえだろ。
服装だっていつもはTシャツにジーパンとか、ラフすぎるくらいラフな格好だったくせに」
「…」
ラフすぎるくらいラフ…って。
その通りだけど。それって余計なお世話じゃない？
っていうか、ソレ先輩が言う？
先輩の格好も大概ですけど？
そもそもたかが後輩の服装をそこまで気にする必要ある？
「何があったんだよ？」
「何もないですよ。とくに」
めんどくさい。こんなことで勘ぐられたくない。
「んなわけねーだろ」
「…あー。そういえばお気に入りの小銭入れ失くしました。
アレものすごく気に入ってたのになあ。すっごく残念…って、イタッ！…何するんですか？！」
叩かれた額がペチンッと音を立てた。
「お前まともに会話する気ねーの？」
「ちゃんと会話してますよね」
「トボけて論点をかわすことが まともか？」
「…トボけてないもん、」
大きなため息が聞こえた。
ホントにめんどくさい。
…って先輩も同じこと思ってる気がする。
だってそういう顔してるもん。
なら絡まないでよって思うけど。そこまではさすがに言えない。
「オマエさ。
まさかと思うけどソレ、オトコホイホイしてんじゃねえだろうな」
「…」
オトコホイホイ、その言いように思わず黙った。
だって言い得てる。
でも素直に頷きたくない。
「…マジか」
そう呟く先輩の顔は信じられないって顔。
「…で？」
「…」
「理由は？」
ああもう。
ホントしつこい。
全然逃してくれない。
てか逃がすつもりないよね？
「…理由、」
「…」
「理由…は、…」
ウソついても簡単に見破られる気がする。
どんだけ抗っても最終的に口を割らされるなら、抗うだけムダ？
「…なんとなく、というか」
「は？」
「1番…手取り早いと思ったから…、ですかね」
「はあ？どういう思考回路辿ったらそーなるんだよ」
「…」
「ちゃんと説明しろ」
「別に…、」
「もう一回、叩かれたい？」
叩かれたいわけがない。
でも、素直に話したら絶対 笑うよね？それとも呆れる？
どちらにしても 今の私にはダメージは大きい。
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yuihibiki(プロフ) - ちょこたろーさん» 人それぞれですよね。さまざまな出来事に対しての感じ方も受け取り方も、私の書いたあいさつ文に当てはめる情景も。このオハナシがどんなリハビリになってるのかは分かりませんが、完結までもう少しお付き合いくださいませ。 (2019年11月17日 21時) (
レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
ちょこたろー(プロフ) - いつも読ませてもらってます。挨拶にある今の気持ちが、うなずけすぎて思わずコメントさせてもらいます。飲み込めていないことが多すぎてやっぱり正月から止まってる。流れはね頭で受け入れているんだけど心はねもう容量オーバーで。だからこのお話が私のリハビリです。 (2019年11月14日 15時) (レス) id: c8a1445fc4 (このIDを非表示/違反報告)
yuihibiki(プロフ) - さわさん» この大野先輩は主人公ちゃんにとってなかなかキツイよなあーって思いながら書いてますけど、しばらく？ずっと？こんな感じでいくことになりそうです(^_^;) (2019年11月10日 9時) (レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - きっとニヤニヤしてしまう展開が待ってるんだろうけど、主人公ちゃんの心が苦しそうで悲しくなります。大野先輩お願いしますよ〜。 (2019年11月9日 16時) (レス) id: 759a393a86 (このIDを非表示/違反報告)
yuihibiki(プロフ) - nyurika513さん» ありがとうございます（笑） (2019年11月2日 0時) (レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuihibiki
| 作成日時：2019年9月23日 0時
