STPR社 メンバーサポート部！

第15話 ページ16

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A｢私が大学を卒業したあと、

急に呼び出されたんです…。

なーくんとは長い間ずっと音信不通で、、、

久々に会って聞いた話がこのお仕事についてでした｣

莉犬｢…え！

Aちゃんって、スカウトだったんだ…！｣

さとみ｢まぁ、エリートだしな…｣

A｢っ私は…！

久々に話せて嬉しかったですし…

何より“一緒にやろう” って言ってくれたことが

物凄く嬉しかったんです……っ、｣

お酒片手に泣きながら話す私は

もう自分でも何を語っているのかわからない

もしかしたらなにか口走っていたかも…

A｢でも…この前のは初めての失敗でした…っ

悔しくて、悲しくて…っ、

夜も眠れませんでした……

もう…会社を辞めた方がいいんじゃないか…

自分は、要らないんじゃないか…って

そう考えたら嫌な事しか思い浮かばなくって…っ｣

真剣に聞いてくれるメンバーのみんなに

私は一連の想いを爆発させた。

お酒も入っていたし疲れもあったから

気がつけば眠ってしまっていた…。

ななもり｢……、そんなに思い詰めてたんだ…。

気づいてあげられなくて、ごめんね…。

ジェル｢なーくん……。｣

ななもり｢……、もう帰ろっか。｣

莉犬｢…うん｣





ななもりside.

莉犬｢え、なーくん大丈夫…？｣

さとみ｢本当に任せていいの？｣

ななもり｢大丈夫。

そっちは るぅとくんの事ちゃんと送り届けてあげて

Aの家なら何回か行ったことあるしね｣

ジェル｢……ん？A…？

なーくんっていつもAちゃんのこと

下の名前で呼んでたっけ…？｣

ななもり｢あれ、言ってなかった…？

俺とAは従兄弟だよ｣

莉 さ ジ ｢え、えぇぇぇぇ！！！？｣

さとみ｢ま、まぁたしかに…

それなら卒業後に直ぐスカウトっていうのも

辻褄が合うかも、、｣

莉犬｢し、衝撃の事実すぎる……！｣

ななもり｢あははっ、驚かせちゃってごめんね｣

ジェル｢いや、大丈夫。

ちょっとビックリしたけどな…。

んじゃ、そっちも気ぃつけてな！｣

ななもり｢うん、ありがとねー｣

手を振ってAを抱えあげると

久々の温もりと

昔とは違った大人っぼさで少しドギマギしてしまう

いや、こんなの気の所為…

これは酒場の空気に酔っただけ…。

そう、言い聞かせるように家へ向かって行った

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