お友達はじめました。【山本彰吾】

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はぁ、スーパー行きそびれちゃったし、何食べようなんて考えてると


まだ切れていなかった電話の向こうから、


彰「明日、俺仕事午前で終わるんだけどさ、、、


　 家、会いに行ってもいい？？」


という思いもよらない提案が、、、


明日は金曜日だし、予定があるわけでもないし、、


「じゃあ、家で一緒に夜ご飯食べましょ！私が作ります！」


彰「お、まじ！楽しみ。」


「楽しみにしててくださいね！」


彰「ん、もう家ん中入った？」


「あ、入りましたよ〜。」


彰「ちゃんとドアのカギ閉めた？？」


「もちろん、閉めましたよ。」


彰「おっ、よろしい。じゃあ、そろそろ切る？」


「あっ、そうですね、はい。」


彰「なに？切ってほしくないん？寂しいん？(笑)」


「そんなことないですよ！もう23歳ですし、一人でも大丈夫です！」


一人暮らしし始めてはや半年だよ。さすがに一人にも慣れてきたよ、ちゃんと。


彰「そうなん？(笑)じゃあ、また明日ね。」


「はい！また明日。」


そういって彰吾くんとの電話は切った。


切ってからいうのもおかしな話だけど、やっぱりちょっと寂しいかも。


わわ、、、ちょっとは寂しいってことちゃんと言えばよかったかも、、


あれ、でも友達にそんなこと言うのっておかしいのか？


いや、地元の女の子の友達には普通にいうことあるしなぁ、、


冷静に考えてみると男の子の友達なんてほとんどいたことないから、よくわかんないかも。


なんて色々考えてると、スマホから通知音がして、パッと見ると


彰吾やっぱり、寂しかったんでしょ、電話切るの。明日楽しみにしてる。おやすみ。


え、彰吾くんってエスパーなの？←


うわぁ、彰吾くんには嘘つけないなぁ、、


ここは正直に返信しよう。うん。

A実はちょっとだけ寂しかったです。明日、楽しみにしててくださいね!おやすみなさい〜。


よし、掃除機かけたりしとこうかな、、、

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