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今日の夜ご飯どうしようかなぁ〜。おなかすいたなぁ〜。
そんなことを考えながら電車に乗って、いたら最寄まではすぐについてしまった。
ふとスマホを見ると不在着信が入っていて、え、気づかなかった!
誰だろうと思い確認してみると、
『山本彰吾』と表示されていて、、
あの日以来、ちょこちょこ連絡は取り合っていたものの、直接電話がかかってきたのは初めてだ。
何かあったのかな、なんてちょっと心配な気持ちもあって、
改札を出てすぐに電話を折り返すと、数コール後に電話がつながった。
彰「Aちゃん?」
「あ、そうです。さっき不在着信が入ってたので何かあったのかなって思って。」
彰「うーん。特に何かあったわけじゃないんだけどさ、、何となく声聞きたいなって。」
「なるほど!なんだか友達っぽいですね!」
彰「ふっ、俺たち友達だもんね。今、家に居るん?」
「いま、駅です。今から帰るところですよ〜。」
彰「え?遅くない?夜は危ないよ。」
「そんな、大丈夫ですよ。これまでも大丈夫だったし。」
彰「いつもこんなに遅いの?危機感もうちょっと持ちなよ。」
「今日くらいの時間になることはあんまりないので、心配しないでください。」
彰「今日は家着くまで電話繋いだままでいること。」
「ふふっ、なんか彰吾くんお父さんみたい。」
彰「心配してるの。もう少し危機感持って。夜道は危ない。」
「はーい。気を付けます。」
彰「これからも夜遅くなる時はなるべく電話すること。」
「う〜ん、多分します。」
彰「俺も電話でれるときは必ず出るようにするから。」
「彰吾くんはとっても優しいお友達ですね!」
彰「ははっ、なんじゃそれ(笑)」
そこからは私が家につくまで、
今日、会社で理不尽な量の仕事押し付けられたとか、
でも、お昼に食べたカレーはおいしかったとか、
すっごいしょうもない私の話を彰吾くんはうん、うん、って聞いてくれた。
彰「Aちゃんって思ったよりおしゃべりだよね。」
なんて言われちゃうくらい、ペラペラ話しちゃった。
でも、なんでもない話をする時間ってこんなに楽しかったっけていうくらい、
時間が過ぎるのが早くて、家まで付くのはすぐだった。
「あっ、スーパー寄りそびれた。」
あちゃ〜、すっかり忘れてた。家になんかあったかな?
彰「今日は我慢して何か家にあるもの食べましょう。」
「は〜い(笑)」
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ゆ。(プロフ) - とっても面白かったです!続きを楽しみにしてます!(^-^) (2021年11月20日 18時) (レス) @page24 id: e7acb72299 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - とても面白くて、続きが気になります!更新待ってます! (2021年8月5日 17時) (レス) id: 5f0c5f89b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミサミサ - 更新頑張ってください!応援してます!(^w^) (2020年4月30日 22時) (レス) id: bbfb96cd5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむゆん | 作成日時:2020年4月24日 17時