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山本彰吾side
「私なんかが言うのもあれかなと思いますけど、もう少し肩の荷を下ろして、楽になれる時間を増やしてみるといいんじゃないですか。今みたいに。」
彼女にとっては何気ない会話の一部なだけかもしれない。
けれど彼女が少しづつ言葉を選ぶように伝えてくれた彼女の思いは、俺の心を少し、、、
いや、かなり軽くしてくれた。
そんなことをいう彼女について、もっと知りたいと思った。
いったいどんな子なんだろうという好奇心と、
俺の心を軽くしてくれるそんな子をたった一回で手放したくないという思い。
彰「じゃあ、なってくれませんか。僕の肩の荷を下ろして、楽になれる場所に。」
気づいたらまたそんなことを口走っていた。
でも、どうしてもこのまま別れるには惜しい、なんとなくそう感じたんだ。
「じゃあ、私と友達になりませんか?」
彰「友達?」
「はい。友達だったら、何かうれしいことでもつらいことでも、
話したいことがあるときは気軽に連絡を取り合うことができるような存在かなって。
こうやってお話を聞くのも友達ならいたって自然ですし。」
彰「なりましょう、友達。」
彼女からの提案は僕たちの今の関係を繋ぎ止めるには、十分すぎるものだった。
「嬉しいです。私、田舎から出てきたばかりで東京にお友達全然いなかったので。」
そう嬉しそうに話す彼女に、何だかこっちまで温かい気持ちになる不思議な感覚がある。
彰「じゃあ、友達なんだし、敬語も抜きにしよ。ね?Aちゃん。」
「え、でも私のほうが年下ですし、突然ため口はちょっと、、、」
彰「う〜ん、じゃあ、少しずつでいいから、練習してね敬語抜くの。」
「わ、わかりました。がんばります。」
彰「あと、俺のこと彰吾ってよんでね。」
「え、しょうご、、くん。」
しょうご。そう呼ばれることは正直言って少ない。
ただ、彼女には何となく『しょうご』って呼ばれたい、そう思った。
少し緊張しながらも、僕の名前を呼んでくれた君を見て、可愛いなって思ってしまったのは俺だけの秘密。
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ゆ。(プロフ) - とっても面白かったです!続きを楽しみにしてます!(^-^) (2021年11月20日 18時) (レス) @page24 id: e7acb72299 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - とても面白くて、続きが気になります!更新待ってます! (2021年8月5日 17時) (レス) id: 5f0c5f89b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミサミサ - 更新頑張ってください!応援してます!(^w^) (2020年4月30日 22時) (レス) id: bbfb96cd5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむゆん | 作成日時:2020年4月24日 17時