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山本彰吾side


いっちゃんの言う通り撮影は早く終わって、時間ができた。


そして、Aちゃんに連絡を入れてみたんだけど、まぁ、返信が来るはずもない。


だって俺、二週間無視されてるんだもんね←


もう我慢できないから会いに行ってやるからね←


ということで突撃訪問を試みたわけなんですが、、、


彰「いない、、、、。」


どうやら、Aちゃんはまだ帰ってないみたいだ。


まぁ、ちょっと待てば帰ってくるかなと思ったんだけど、どうやら考えが甘かったみたいだ。


彰「いや、遅くない?!」


待てど待てど、帰ってくる気配はない。


普通に夜も遅いし心配じゃん。


ダメもとで1回電話してみるか、と思いかけてみる。


多分出ないよな、、、今日はあきらめるしかないか、、、。


と思っていると、予想外に電話はつながった。が、しかし、電話の向こうから聞こえてきたのは予想外の言葉だった。


「ちょっと!誘っておいて何なのよ。結局、酔っ払いほったらかしにして帰るし。絶対今度ランチおごってよね。」


いや、ちょい待て。何のこと??


「ねぇ、この期に及んで無視するの??ちょっとひどくない??」


Aちゃん、絶対電話の相手誰かと勘違いしてるよね??


彰「Aちゃん?」


と声をかけると、どうやら電話の相手が俺だということに気づいたみたいだ。


おそらくAちゃんはかなり酔っているようだ。


しかも、今一人なんでしょ?多分。


もし家に帰る途中なら、今いるのは駅?


それともこんな夜遅くに一人で暗い道歩いてるの??


心配で、いてもたってもいられなくて、とりあえず駅の方向に向かって走った。


そこからの電話の向こうのAちゃんはとにかくひねくれまくりで、何を拗ねとるんじゃ、この子は。


電話は無理やり切ろうとするし、


どこにいるかは教えてくれんし、


挙句の果てには俺には関係ないとか言ってくるし、


さすがにちょっと傷つくやん。


駅の前まで来るとベンチに座るAちゃんの姿が見えた。


よかった、無事だった。


そう思い、彼女に近づいていくと、


彼女は涙を流していた。


もしかして、俺が泣かせちゃった?


それとも、誰かに泣かされたの?


何を言っても、強がった返事ばっかりしてきて、俺ってそんなに頼りない?


ねぇ、君にとって俺ってもう少し心を許せる存在になれてなかったのかな?

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ゆ。(プロフ) - とっても面白かったです!続きを楽しみにしてます!(^-^) (2021年11月20日 18時) (レス) @page24 id: e7acb72299 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - とても面白くて、続きが気になります!更新待ってます! (2021年8月5日 17時) (レス) id: 5f0c5f89b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミサミサ - 更新頑張ってください!応援してます!(^w^) (2020年4月30日 22時) (レス) id: bbfb96cd5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽむゆん | 作成日時:2020年4月24日 17時

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