お友達はじめました。【山本彰吾】

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「ごめんなさい！！間違えました！！」


うわぁ、やっぱりお酒は飲むもんじゃないよ、ほんとに。


「えっと、えっと、私は大丈夫なので、はい。切りますね、すみません。」


彰「ちょっ！！待って！！絶対大丈夫じゃないじゃろ！！


　 大人しくどこにいるか教えて。」


「、、、、、いやです。」


彰「はぁ？？」


「いやなんです。それに、私がどこで何してようと彰吾くんには関係ないじゃないですか。」


そういうとしばらく返答がなくて、ああ、これで本当に終わっちゃったなぁ、なんて思ったりして。


言いすぎだよね、どう考えても。心配してくれてるのに、私って最低だ。


だから、こんな最低な私のことなんて嫌いになってください。


「これまで、ありがとうございました。、、、、、さようなら。」


ああ、また涙が出てくる。今日は涙腺の調子がすぐれないみたいだ。


彰「どうして、泣いとるんじゃ。」


え、、どうして泣いてることばれたの？？


「なっ、泣いてなんていません。」


彰「俺に嘘が通じるとでも思うんか。」


「、、、うそなんてついてないもん。」


彰「夜遅くなるなら、電話しろっていったのは忘れたんか。」


「私、もう子供じゃないんだし、一人で帰れます。」


彰「一人で帰れるか帰れないかは重要じゃなくて、俺が心配なんだって。」


ていうか、なんで突然そんなこと聞いてくるの？


まさか、まだ家に帰ってないことまでばれてる？？


彰「顔上げて、まっすぐ前、見て。」


「え、、、なんで、、、、。」


言われた通り顔を上げて前を見ると、そこには、、、


「、、、しょうごくん。」


彰「こんなところで一人で何しとる。あぶねえじゃろ。」

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