50 ページ4
.
昨日＿＿
.
「ずっと君を見ていました。…そ、その」
「……」
「もし良かったら、…僕と友達からでも」
「……え」
最寄駅で突如引き止められた私に
思わぬ出来事。
制服は違うものの、
ごく普通の男子高校生がまさに、
今私の目の前で手を差し出しているではないか。
友達から、…だなんて
それ以上もあるってことぉ…？
ねぇ…え、どゆことぉ…これって…えぇ！？
心の興奮をなんとか抑えて
私はその手をぎこちなく握り締めると
彼は優しくニコッと笑ってくれた。
ズ、
ズ、…
.
ズッ…キューーーーーーーン…
私は簡単に撃ち抜かれたのだった。
.
亮太「俺の事は、亮太でいいから。…」
「え、あ。はい。私も、Aで…全然」
亮太「A、…ちゃん。…へへ…緊張するね笑」
「…はい笑」
.
.
.
.
永瀬『なにその詐欺師』
「ちょっと。やめてよ亮太君のこと悪く言わないで」
永瀬『…亮太君』
�盒供悗如�連絡先とかは交換したの？』
「ふふ、はい。別れ際に聞かれて…笑」
今年の冬、それはまさに“ 恋 ”だ！！
12月といえば、クリスマス。
なんだなんだ！！凄いワクワクするぞ！？
なんか知らないけど、身体が震えてきたぞ！？
.
「心がポカポカ〜♫恋する〜おーとーめー〜〜！！」
�盒供惻�り見えて無いやつだこれ笑』
永瀬『だからその歌やめろって…』
〜ピコン♫
するとその時、
私の携帯画面が光る。そこには、
.
亮太君：土曜日、遊べるかな？
.
「遊びます遊びます遊びます遊びます」
永瀬『ち、ちょ、ちょ待てーってお前』
「なんで！返事しなきゃ」
永瀬『アホか。そんながっつかれたら引くわ！』
「え？…」
私の携帯を永瀬に奪われる。
そのままアゴを触り、んー…っと
何やら考えている様子の永瀬。
そして、
永瀬『一回断れ、お前』
「え！やだよ、なんで」
永瀬『んふふ、……』
「ぐぇ…っ！！？」
グイッと私のネクタイを引っ張り
永瀬のニヤニヤ顔がすぐ目の前に
永瀬『恋の駆け引き、教えたろか？笑』
「……っ」
永瀬『…んふふ、俺が成功さしたるわ。』
�盒供悄帖弔佞奸�怪しぃ〜笑』
.
永瀬様…
宜しゅーぅ頼んます！！！！
と、私は永瀬に頭を下げた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1428人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayu
| 作成日時：2021年2月10日 0時
