Next stage of Case1-1 ページ42
晴れて私は、後輩の目黒くんとクリスマスイブという聖なる夜に付き合うことになった。
あの後目黒くんのお家にお邪魔して、頼んでいたというケーキを食べることになったのだけど・・・。
「目黒くん、これはファミリーサイズだね？」
ご丁寧にサンタクロースの砂糖菓子とMerry Christmas！と書かれたチョコプレートが飾られている、子供なら喜びそうなやつ。
目黒「でもふたりで食べるならいけそうじゃないすか？」
「いや〜、さすがに無理じゃない？(笑)」
目黒「それなら明日に取っといてもいいですし」
「明日？」
目黒「Aさん泊まっていかないんですか？」
目黒くんはさも当たり前かのように言ってきたけど、いつそんな話になったのか私は知らない。
目黒「聖なる夜には、好きな人と一緒に過ごしたいんですけど」
頬杖をついて私を見つめながらそう言う目黒くんは絵になるほどとてもかっこよくて、今日何度目かのキュンをした。
「で、でも私お泊りセットとか持ってきてないし・・」
目黒「俺の部屋着で良ければ貸しますし、あぁさすがに替えの下着はないっすけど(笑)」
目黒くん家に女物の下着があったら大事件だよ(笑)
私がしばらく返答に迷っていると、昨日イルミネーションに行くのを一回断ろうとしたときに見せた、寂しそうな顔になった目黒くん。
違うの。泊まりたくない訳じゃなくて、目黒くんと一緒にいたら、私の心臓がどうにかなりそうだから困ってるの。あぁ、どうやってこの感情を伝えれば・・・。
「・・泊まりたいけど泊まりたくない・・？」
目黒「・・・どういうことっすか？」
明らかに困惑させた。そりゃそうか。
「えっと・・・泊まりたいけど、これ以上一緒に過ごしたらなんか、私が、ダメになりそうっていうか・・、ほら！目黒くんの眩しさにやられるっていうか・・」
なに言ってんだ私。
目黒「あ〜、要約すると、緊張しちゃうってこと？」
「あ、それ！」
目黒「ふふっ(笑)」
「なんで笑うのよ〜！」
目黒「・・・なんかケーキより、Aさんを食べたくなっちゃいました」
・
Next stage of Case1-2→←11「これからも」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 369人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「渡辺翔太」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みあ(プロフ) - スノ姫さん» スノ姫さん。コメントありがとうございます。素敵なリクエストです！参考にさせていただきます。 (2021年10月7日 0時) (
レス) id: f3c1546d7f (このIDを非表示/違反報告)
スノ姫 - アラフォーだけど、付き合ってた彼氏に浮気され、別れた所で街をふらついて歩いてる所に男友達の深澤君と会い恋人になったと言うシチュエーションをお願いします。 (2021年9月26日 4時) (レス) @page1 id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みあ | 作成日時：2021年9月25日 14時
