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1「優しいマネージャー」 ページ31

もう夏休みの大会で部活は引退した。



だけど俺はよく放課後の部活に参加していた。推薦で大学に行くんだし、ブランクを作らないように。



後輩「「先輩こんにちは!」」


「おう。気にしなくていいから。練習してて」



たまに後輩の練習相手になったりもして、周りが受験の勉強だとか塾だとかで帰っていく中、俺は放課後遅くまで残っていた。




放課後遅くまで残っていたのはそれだけの理由じゃない。



『翔太、今日も一緒に練習してたの?』


後輩「「A先輩、こんにちは!」」


『あ、こんにちは!お疲れ〜』



部活が終わった頃、Aが体育館にやってきた。



『これ、チョコなんだけどみんなで分けて?たぶん人数分はあると思うから』




Aの差し入れに、ありがとうございます!!と後輩たちは嬉しそうにした。



「優しい元マネージャーだな」


『これから秋の大会でしょ?頑張ってほしいなぁと思って』


「で、これから帰るんだろ?」


『うん、そう』


「俺着替えてくるからちょっと待ってて」


『早くしてね〜!』




学校で勉強してから帰るAと、一緒に帰りたかったから。







「あいつらなんか上達してる。夏を乗り越えたからかな?」


『そうなの?それじゃあ秋の大会の結果が楽しみだね!っていうか翔太、監督みたいなこと言うじゃん(笑)』




駅まで歩く道のりで大体話すのは部活の話だった。あれができたとか、これができなかったとか。でも最近は、嫌でも受験の話になってしまう。けど俺はAがどこを受験するのか知らない。



「今日さ、願書を書いたじゃん?Aは、どこ受けるの?」


『え〜教えたくない!』


「なんで?いいじゃん減るもんじゃないし」


『んー、そうだな、教育学部に行こうかなって・・』


「教育学部?!先生になんの?」


『翔太には言ってなかったか。先生って言うか、幼稚園の先生になりたくて、ね』


「マジで!」



Aが、幼稚園の先生・・。やべ、エプロン付けて子供たちを抱っこしてるのを想像してしまった。



「かわい、、」


『え?なんか言った?』


「いや、なんでもない!」



反射的に口が滑ってしまった。


2「動揺」→←Case3:バスケ部の渡辺くん×受験



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設定タグ:目黒蓮 , 深澤辰哉 , 渡辺翔太   
作品ジャンル:恋愛
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みあ(プロフ) - スノ姫さん» スノ姫さん。コメントありがとうございます。素敵なリクエストです!参考にさせていただきます。 (2021年10月7日 0時) (レス) id: f3c1546d7f (このIDを非表示/違反報告)
スノ姫 - アラフォーだけど、付き合ってた彼氏に浮気され、別れた所で街をふらついて歩いてる所に男友達の深澤君と会い恋人になったと言うシチュエーションをお願いします。 (2021年9月26日 4時) (レス) @page1 id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みあ | 作成日時:2021年9月25日 14時

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