ラブ・シチュエーション☆Snow Man3B

11「再会の理由は」 ページ29

深澤「涙目・・なんかあった？」




彼はすぐに気づいてくれる。近づいて、頭をポンポンしてくれる。




「別れた。飲むの付き合ってくれない？飲まないとやってられない」

深澤「こんな朝から居酒屋開いてねーよ。俺ん家来るなら別だけど」

「行ってもいいなら」

深澤「じゃあ来て」



そんな流れで辰哉の家にまた来てしまった。



深澤「災難だなぁ。お前は」

「私が馬鹿だと思うんだ。過ちを繰り返してる」

深澤「まぁそうだと思う」

「フォローは何もないのね？(笑)」

深澤「だってやり直すって聞いた時、は？って思ってたから」

「ならその時止めてくれればよかったのに」

深澤「お前の好きって気持ちは踏みにじりたくないだろ？」



優しいのかそうでないのかよくわからない。



深澤「だから俺にしとけばよかったのに・・・」


「・・え？」


深澤「なにその反応。好きって前に言ったじゃん！」


「あれは・・そういう雰囲気のための口実だと」


深澤「ちげぇよ。俺は元カレとは違うから。そんな雰囲気で告白なんかしねぇし」


「こ、告白！？」




あーあ、後に引けなくなっちゃたじゃん、って言った彼。


深澤「俺、好きな人が失恋したタイミングで告白なんていうズルいこと、したくないんだけどな。」



言いながら近づいてきて、ソファーまで追い詰められた。





深澤「好き。だからさ、あいつなんかやめて俺の彼女にならない？」



「・・・私、母親みたいかもよ？」

深澤「俺が子供っぽいから丁度いいじゃん」

「執念深いかもよ？」

深澤「それも言われたの？結構結構。それくらい相手のことを想ってて大事にしてんでしょ」




私の欠点を言えば、肯定で返してくれる。そんな辰哉にいいえと言う理由は何もなくて。




「・・・・私も、好き」



見つめ合えば、自然と唇が重なる。




深澤「やっとAから返事もらえた！」

「やっと？」

深澤「ほら、前言ったとき返事くれなかったじゃん。そのあとより戻すし。俺には興味ないのか、って悲しくてさ。手も出せなかった」


「より戻した後手を出されたら私も元カレみたいになっちゃう(笑)」


深澤「でも、もう俺の女でしょ。手ぇ出し放題じゃん！」


「なにそれ・・・・きゃっ！」



油断していたら、押し倒された。



深澤「悲しいこと全部忘れるほど、いっぱい愛してあげるから。覚悟しといて？」



・



男友達の深澤くん×再会(リクエスト作品)


fin.

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