ラブ・シチュエーション☆Snow Man3B

11「浮かれ気味」 ページ12

そしてクリスマスイブの今日。




朝のニュースでもクリスマス一色の話題で、誰もが気分が浮かれる日。




ここは日本なんだけどなぁ、とは思う私も意外とおんなじ気分だったりして。





仕事をしていて時計を見るたび、無駄に意識してしまう。頬を叩いて集中！と喝を入れる。





集中したおかげで、いつも居残りの私が定時上がりできそうだった。




定時がやってくると、社員たちはそれぞれ楽しそうな顔をして仕事を上がっていく。きっと恋人や家族と、楽しいときを過ごすんだろうな。




目黒「先輩！」

「はいっ！！」



急に話しかけてくるもんだからびっくりしちゃった。目黒くんにはククッと笑われた。




目黒「イルミネーション、行きますよね？？」


「もちろん、行くよ」


目黒「よかった・・。じゃあ、先輩はお家で着替えて待っててください。準備したら迎えに行くんで」


「え？そのまま帰り際に寄ってくとかじゃなくて？」


目黒「スーツなんて堅苦しいじゃないですか」


「まぁ、確かにねぇ」


目黒「目標は帰る時間も含めて18：30頃とかどうですか？早すぎます？」


「いや、十分余裕でいける」


目黒「ならそうしましょう」


・


そういうことで、私たちはそれぞれ帰って、支度をすることになった。




帰りの電車でも、クローゼットを眺めている今も思っていたのは、服装どうしようってこと。




デー、ト、ではないわけだから、そんな張り切りすぎてもダメだし・・とか色々考えてたら時間が過ぎていってしまう。




髪も緩く巻いて・・ちょっとアクセサリーなんか付けちゃって・・って楽しみにしてんじゃん私。




・

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