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私もあなたも漫画キャラ ページ9

めちゃくちゃニコニコしながら私の手を握る殺せんせーを烏間先生が引き剥がし、ちょっとだけ説教をしている。


それにしても……"銀魂"ってのは一体何なんだ?殺せんせーが土方さんを知っているのはおかしい話だ。

誰かと勘違いしている可能性もあるか…?

一人首を捻っていたら、説教を終えたらしい烏間先生が今度は質問をしてきた。


「すまなかったな、鬼山さん。一つ質問したいんだが、半分人間じゃないとはどういう意味なんだ?」

『ああ、それは』
「それはですね!!鬼山さんは天人というこちらで言う宇宙人と地球人のハーフなんです!!」

『いやあんたが答えんのかい!!』


思わずツッコミを入れてしまうほど興奮気味にまくし立てる殺せんせー。

お通ちゃんについて語る新八くんを見るようだった。


だが、今のでこいつが私の世界について知っていることがハッキリと分かった。


"銀魂"ということも気になりやすし、ちょっくら聞いてみるか。


『あの、殺せんせー。なんで私の事について知ってるんですかい?それに、"銀魂"ってのはなんでィ。』

「銀魂というのはこれの事です!!あなたはそこの登場人物なんですよ!」


そう言って見せてきたのは、なんという偶然かジャンプだった。

そして開かれたページには、万事屋、真選組、その他大勢のかぶき町の人達が描かれている。


……要するに、私達の世界はこの世界だと漫画の中の出来事だと……。そしてこの世界は私達の世界では漫画の中の出来事……。

やべぇ…頭がパンクしちまいそうだ。


まあ、そういうことならこいつが私のことを知っているのは納得だ。


『なるほど、分かりやした。因みに、ここは私達の世界では漫画の中の出来事なんでさァ。』

「なるほど。つまりはお互いの立場が逆、といった所でしょうか。それは興味深い。

ヌルフフフ、鬼山さんが来たとなると、暗殺の質がより上がりそうですねぇ。先生、今からとても楽しみです!」


余裕ぶっこいてる先生に、試しに一発蹴りを入れてみる。


だが、それをすぐに避けて背後に立たれた。
……見えない訳では無い。これは意外といけるかもしれねぇな。


「鬼山さん。暗殺にはこの対先生用ナイフと銃を使ってくれ。武器はこれでしか攻撃が効かん。」

『え。刀持参した意味ねぇじゃねーですか。あ、じゃあそれと同じ素材で刀作ってくだせぇ。』

「分かった。頼んでおこう。」


よし、ナイフや銃も使えないわけじゃないが、それならいつも通り戦える。

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白猫 - まじで面白いです。更新楽しみにしています。 (2019年10月7日 16時) (レス) id: fe959518f7 (このIDを非表示/違反報告)
餅みそ - 銀魂と暗殺教室のコラボ→神!!! つまりこの小説神!!!早く続きが読みたいです気になります!更新頑張ってください。 (2019年8月21日 18時) (レス) id: bfc2e3a90c (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 沖野猫松さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて、とても嬉しいです!これからも更新、頑張りますね! (2019年8月20日 19時) (レス) id: 47c8e13314 (このIDを非表示/違反報告)
沖野猫松 - とっても面白かったです!更新頑張ってください! (2019年8月20日 18時) (レス) id: 40ce46605e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍夜 | 作成日時:2019年7月21日 21時

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