初めまして ページ8
職員室の中へと入れば、そこには銀さんが言っていた通りの黄色いタコがいた。
………意外と可愛い…いや、それはねぇな。
元の世界にも、天人としていそうだな、こういう奴。
「その子が新しい転校生ですか?烏間先生。」
「ああ。鬼山Aさんだ。鬼山さん、こいつが今回のターゲットである超生物。君の担任だ。そしてもう一人、英語の教師をしているイリーナ・イェラビッチだ。」
担任?教師ってこと?こいつが??
ターゲットは先生ってことか。つくづく意味わかんねぇや。
あの金髪の人がイリーナ…なんでしたっけ?まあいいや。
『鬼山Aでさァ。よろしくお願いしやす。』
「はい、よろしくお願いします。皆さんからは殺せんせーと呼ばれてます。鬼山さんもぜひそう呼んでください。
ところで、鬼山さんは暗殺者の類なんですか?」
「それに関しては俺も聞きたい。政府でも何も聞かされていないし、君のことは全て謎に包まれてるんだ。」
「でも、暗殺者ではないと思うわ。だって、私ですら名前を聞いた事ないんですもの。」
私のことに関しては何も明確になっていないのか……つまり、この世界での立場というのは無いと。
うーん……別に別な世界から来たって伝えてもいいが、それを信じてもらえるかが肝心だよなぁ……。
まあいいか。なるようになれだ。
『あー、信じられないかもしれやせんが、私は別の世界から来た人物でして、訳あってこの世界に来たんです。
それで、私は殺せんせー?を殺さないと元の世界には帰れないらしいんで、勝手にここに来るようになってやした。
あ、あと私は警察です。歳は18でさァ。それと半分人間じゃありやせん。』
さて、だいたいこんなもんだろう。
そう思って一息付き、教師三人の顔を見れば、その瞳は大きく見開かれていた。
まあビックリするのも無理ないでしょう。ですが、殺せんせー。あんたに至ってはめちゃくちゃ震えてますけど、大丈夫ですかい?
するといきなり、殺せんせーが私の目の前に移動してくる。
おお、マッハ20なだけあって速いな。
「鬼山さん!!!新選組鬼の副長といえば!?」
『え……土方十四郎。』
「わああああ!!やっぱり!!"銀魂"の鬼山Aさんですね!!いやー、似ているとは思いましたが、まさか御本人とは!!握手してください!!」
『アッハイ。』
手を差し出せば、かなり興奮気味に私の手を握った。しかもヌルフフフとか言いながら。
うわ何このタコ気持ち悪っ。
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白猫 - まじで面白いです。更新楽しみにしています。 (2019年10月7日 16時) (レス) id: fe959518f7 (このIDを非表示/違反報告)
餅みそ - 銀魂と暗殺教室のコラボ→神!!! つまりこの小説神!!!早く続きが読みたいです気になります!更新頑張ってください。 (2019年8月21日 18時) (レス) id: bfc2e3a90c (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 沖野猫松さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて、とても嬉しいです!これからも更新、頑張りますね! (2019年8月20日 19時) (レス) id: 47c8e13314 (このIDを非表示/違反報告)
沖野猫松 - とっても面白かったです!更新頑張ってください! (2019年8月20日 18時) (レス) id: 40ce46605e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍夜 | 作成日時:2019年7月21日 21時