金色の瞳に映るもの。【暗殺教室】【銀魂】

すまほ…？ ページ5

『いっっってぇ！！！』


ちょっ、角が刺さった！角が刺さった！！絶対血ぃ出てるって！死ぬってこの痛さ！

頭を抑えて悶絶していたら、降ってきたものが足元に転がる。


……箱？一体何の……。


痛みを我慢しながらその箱を拾いあげれば、どうやら中に何か入っているみたいだ。


箱を開けて中身を出すと、何やら薄っぺらい機械に、それの説明書。あとは適当な殴り書きで｢これで色々調べてね☆｣と書かれていた。

…これが新八くんが言ってた物か？


とりあえず説明書を読むと、どうやらこれは"すまほ"という物らしい。

なるほどなるほど。使い方はだいたい分かりやした。


……しかし、色々調べろってったって、何をどうやって調べたらいいんでさァ。


まあとりあえず起動してみるか……。


『お、開いた。』


どうやらもうある程度の設定などは終わってるみたいで、あとはパスワードとかを決めるだけだった。


そして開いた時に何故か使われていた地図みたいなもの。

それには、"自宅"と表記された場所へのルートが記されているようだった。


この道のとおりに行けば良いってことか。


でもその前に、すまほとやらで出来ることを調べとかねぇと。

確か説明書に、いんたーねっとってのが使えるって書いてたな……。


それからしばらく操作してみて、使い方やこの機械については理解した。

要するに携帯の進化した形と言ったものだろう。


ある程度必要そうなアプリを入れて、パスワードも登録した。

さて、そろそろ自宅に行きやすか。


しばらくそのルート通りに歩いていれば、どういう訳かすげぇデカい建物の裏に行き着いた。


ええっと、ここは……"椚ヶ丘中学校"？

学校は……なるほどな、寺子屋みてぇなもんか。


来る途中にボロい小屋みてぇなの通り越したが、あれも学校のなんかなのか？

まあとりあえず、街があって良かった。


……それにしても、私の服絶対浮くだろ。さすがに隊服と刀はやべぇな。

歩く人を見た感じだと、少なくともこんな格好した奴は居やしねぇ。ましてや着物なんて奴も居ねぇ。


……まあそりゃそうか。ジャンプ作品はほぼ洋服だもんな。この前銀さんのチラ見した時知った。

目立たねぇように屋根の上通ってくか。
逆に目立つ？見られなきゃいいんでさァ。


校門というところから外の様子を伺って、人が来ないタイミングで屋根の上へと素早く移動する。


……かぶき町より発展してやすね、この街は。
これは覚えることが多そうだ。

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