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修学旅行…? ページ21

今朝学校に登校してくれば、片岡さんに声をかけられた。


「鬼山さん、班は決まった?」

『班…?何のことでぃ。』

「忘れたの?来週の修学旅行だよ。」


茅野さんの声に、ああと声を漏らす。


そう言えば、そういう行事があるって話は聞いてたっけか。

……班の人ねぇ…。まあ、のちのち適当に決めるか。


そう思いつつ机に荷物を置けば、先生の声が聞こえてくる。


「まったく…三年生も始まったばかりのこの時期に、総決算の修学旅行とは片腹痛い。


先生、あまり気乗りしません。」

『と言いつつ浮かれてやがる、あのタコ。』

「Aって案外口悪いよね。」


そんな業の言葉を無視して殺せんせーの方を見れば、たかが旅行にしては大きな荷物。

必要のないものまで入れて、まるで子供みたいだ。


テストの次は修学旅行。忙しいったらありゃしねぇや。



それから授業が始まれば、烏丸先生からも来週についてを話された。


「君らの楽しみを極力邪魔はしたくないが、これも任務だ。」

「…てことは、あっちでも暗殺?」

「その通りだ。京都の街は学校内とは段違いに広く複雑。しかも…君達は回るコースを班ごとに決め、奴はそれに付き添う予定だ。」


……え、あの姿形で付き添うつもりなのか?
いやいや、さすがに駄目だろ。無理があるだろ。


ちたァ人間に近づいてからそういうのはやって欲しいもんだ。桂の女装を参考にするべきでさァ。あれはもう私より女だ。

それから暗殺向けのコースを決めるよう頼まれ、授業が終える。


それからクラスでは班を決める声や、どこに行くか話し合う声が飛び交う。

その光景を席に座りながらぼーっと眺めていれば、いきなり肩を叩かれた。


『なんだ、業か。』

「Aはもう班決まった?」

『いや、まだでさァ。』

「じゃあさ、俺達の班入らない?」


そう言って業が親指で指した方向には、渚達の姿があった。

業と彼らの顔を交互に見て、少し考える。


まあ、このクラスで最初に仲良くなった業もいるし、いいだろう。それにせっかく誘ってくれたんだ。


『渚達はいいのかィ?私が入っても。』

「うん。全然大丈夫だよ。」

「私も!Aちゃんとはもっと話したいと思ってたんだ!」


そう言って茅野さんが嬉しそうに笑う。

さらっと嬉しいこと言ってくれやすね、この子は。


全員から同意をもらい、晴れて私は渚達の班に入ることになった。


旅行なんざあまり行かないし、少し楽しみだ。
…総悟達とも行きてぇな…。

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白猫 - まじで面白いです。更新楽しみにしています。 (2019年10月7日 16時) (レス) id: fe959518f7 (このIDを非表示/違反報告)
餅みそ - 銀魂と暗殺教室のコラボ→神!!! つまりこの小説神!!!早く続きが読みたいです気になります!更新頑張ってください。 (2019年8月21日 18時) (レス) id: bfc2e3a90c (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 沖野猫松さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて、とても嬉しいです!これからも更新、頑張りますね! (2019年8月20日 19時) (レス) id: 47c8e13314 (このIDを非表示/違反報告)
沖野猫松 - とっても面白かったです!更新頑張ってください! (2019年8月20日 18時) (レス) id: 40ce46605e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍夜 | 作成日時:2019年7月21日 21時

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