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そらちぃ【鈴様リクエスト】 ページ9

「Aー、宿題見せて!」

出た。
顔の前でてのひらを合わせ、私に対して必死に頼み込んでくるこの男。

『そら違うクラスじゃん』
「それがさ、出る宿題は一緒だったの!」
『あそう。おやす「ねーえー!」あーもーうるさいな!勝手に取っていいよ!』

私の机を漁り、宿題になっていたノートを引っ張り出した男の名は大木空。
今まで親友と呼べる友達がいなかった私に初めてできた親友だった。

そらは私の前の席の人に許可を取り、座ってノートを写し始めた。

『そういうのって、自分でやるもんでしょ』
(かた)いなあ」

そらは苦笑いしながらシャーペンを走らせている。私はその字をガン見した。

『きったない字』
「るせーやい」

世にいうあっかんべーをした彼は、すぐにニカッとした笑顔を向けた。そらの白い歯が見えた。

「Aはお人好しだから、渋々見せてくれるでしょ?」
『もう二度と見せねえぞ』
「ごめんて!それは困るっ」

言いたくないことだが、そらはモテる。甘いルックス、友達とも仲が良くて人気があった。(8割ほど女子だが)
『そんなに友達がいるんだから、他の人に見せてもらえばいいのに』と何回思ったことか。しかし、そらは私のを見るという信念を曲げない。

「おっけー!ありがと」
『はいはい』

考えているうち、ノートを写し終わったらしく、私の顔の前にノートをずいっと差し出していた。私はそれを受け取ると、机の中にはしまわずに机の上に置いた。

「ねえ聞いてよー、今日さあ…」
「あのっ、そらくん!」
「ん?」

呼ばれた先にはショートカットの女の子。そらと同じクラスの子だった。そらがここにいると聞いて駆けつけてきたようだ。

「どうしたの?」

2→←てつや



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設定タグ:YouTuber , 短編集 , 悲恋
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あやもち(新アカウント)(プロフ) - リンさん» ちょっと違う気がしますがありがとうございました! (2018年1月20日 22時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
リン - ありがとうございました。面白かったです。 (2018年1月20日 22時) (レス) id: da57983ead (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - ありがとうございます!! (2018年1月20日 21時) (レス) id: 3b3f15d52b (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - 未来さん» 了解です! (2018年1月20日 21時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - りょうくんとイチャイチャするシチュエーションってお願いできますか?? (2018年1月20日 21時) (レス) id: 3b3f15d52b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやもち(新アカウント) | 作者ホームページ:https://twitter.com/avntis_TO_mizu  
作成日時:2017年11月17日 14時

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