Believe〜僕だけを信じて〜 6

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「空耳……？」





アヤは目を閉じたまま。

起きてる感じじゃない。





再び視線をピアノに向け、指を滑らす。








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『それじゃ…』







「アヤ………？」









今度は確かに聴こえた君の声。




しんと静まりかえる室内。

暖房の音がやけに大きく聞こえた。







アヤを眺めていると、







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『まだ、未完成だよ。』






「っ、アヤっ……!!!!」





そんな声が耳に入って、









ゆっくりと君の目が開いた。









アヤ「さっきのは、連弾の曲でしょ？」


「アヤっ…!!!」







ギュッと思いきり抱き締める。








アヤ「……テミン君。」

「アヤっ、……アヤっ…!!!」

ｼﾞﾝｷﾞ「良かった……」

ﾍﾞｸ「アヤっ…」

ﾃﾋｮﾝ「アヤちゃん……」




それぞれが涙を流すなか、君は口を開いた。







アヤ「テミン君…会いたかった。」









それだけで、もう十分。






ｺﾝｺﾝ-






医者「アヤちゃん、良かった…」



医者「では今から軽く記憶のチェックしますね。」




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