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-KYUNGSOO-
あの日、
テミン「ごめ、ん、っ……ごめんね、っ…」
「っ……」
その場で泣き崩れるテミナを
ただ、見ていることしかできなかった。
.
.
.
いつも、君は泣いていた。
初めて会った日の君、
ブランド店の前で立ち尽くす君
出会った時はいつだって涙が頬を伝っていた。
「ハンカチ、直接返してくれるまで受け取らないからね。
パボ……っ、
早く起きろ…っ」
口元に着けられた酸素マスク、
腕についてる大量の管、
病室中に響き渡る機械音。
全部君が生きるための道具、環境。
あの時、目の前で君が飛び降りた瞬間、世界が真っ暗になって…
それから、君が目を覚まさないこの頃、世界は色褪せた。
美味しい料理だって味がしない。
綺麗な景色だって何も感じない。
ペンに笑顔だって素直に返せない。
分かってたはずだった。
コンコン-
テミン「ギョンスヒョン…一人?珍しいね。」
「うん。ちょっと、会いたくなって。」
__テミン君
彼女を笑顔に出来るのは俺じゃない。
__大好き
彼女の涙を拭うのも俺じゃない。
だから、
テミン「アヤも嬉しいと思う。」
「……だと、良いね。」
この気持ちに気付いてしまわないうちに、
この想いが溢れそうになる前に、
「じゃあ、帰るね。
そばにいてあげて。」
テミン「言われなくても。」
「うん。だね。」
蓋をしよう。
鍵をかけよう。
.
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あやテテ(プロフ) - ファニさん» ありがとうございます!!頑張りますね。待っていてください。 (2018年2月19日 15時) (レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - 受験、頑張ってください^^ 待ってます。 (2018年2月18日 20時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - aimi0932さん» ありがとうございます。頑張ります!待っていてください。 (2018年2月17日 10時) (レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
aimi0932(プロフ) - 頑張れ!待ってます! (2018年2月17日 0時) (レス) id: 64258fc3d1 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - miki_duさん» ありがとうございます。とても嬉しいです!これからも更新たくさんしますのでよろしくお願いします!コメント、ありがとうございます! (2018年2月13日 15時) (レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやテテ | 作成日時:2018年2月12日 16時