Believe〜僕だけを信じて〜 6

263　思い出と過去 ページ13

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『久しぃーぶりぃーず。』

「「「「……。」」」」


『……行こっか。』

「うん。」



オーディション当日。


小さな事務所と言ってもやっぱりオーディションだから人はたくさんいた。




オーディションは受ける人も含め、全員の前で演奏したり歌ったりするらしい。


緊張して手が震えたけど、なんとかやりきった時は嬉しかった。





だけど、ちょっとだけ怖かった。


ダヒも、リンも、サラも、あっちゃんも皆飛び抜けて上手かったから。

4人は合格だと思うけど、自分は合格したとは思えなかったから。





『いや、緊張した。声震えた。』

「上手だったよー。」

『おお。さんくす。』




しばらくして、






「この中に…結果が……」

『嫌だあああ見たくない。』




ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ…




ﾀﾞﾋ「合格。」



はや。



ｻﾗ「……やった。合格…!!」

ﾘﾝ「私も！」



少し重い気持ちのまま中を見ると、




【合格】




「嘘……やった…!!!!」




これで、


全員でステージに立てる。



そう、





思ってた。







なのに、








『ごめん………







.







.







私、



不合格…』



.

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