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ーアヤー





TH「それでは、行ってらっしゃいませ。」

「行ってきます。」

TH「ミンソクさん、安全運転でお願いします。」

MS「分かりました。」






車に乗り込んで会議の資料に目を通す。

どれも大切な書類だから慎重に慎重に、丁寧に、見落とさないように。






MS「アヤお嬢様、着きました。」

「ああ、はい。ありがとうございました。」






車から降りようとドアに手を掛ける。





すると、タイミング良く開いたドア。

ミンソクさんは運転席にいるから、もちろんドアを開けたのは。






SE「おはようございます、副社長。」

「おはよう、セフン。」




秘書である彼だ。






SE「本日はかなり大きなプロジェクトについてですので絶対に絶対に何も聞き逃さないでください。」

「無理よ。私だって人間なんだから。」





社員証をかざして社内に入れば、社員が一斉に頭を下げる。




『おはようございます。副社長。』

「おはようございます。」




別に頼んだ訳じゃない。

それをしなかったからって首になるわけじゃない。



でも、人間は身分を分けたがる。






SE「ん、コーヒー。」

「どうも。いつも思うけど、セフン私の前だと随分印象変わるわね。」

SE「アヤには気を遣わなくてもいいから。」

「いつもそれでいれば楽しいだろうに。」

SE「女が寄ってくるのだけは勘弁。」

「男が言ってみたい言葉BEST10には入るね。」

SE「事実だから。」





例えば、さっきの挨拶。


する側か、

返す側か。





「セフンはもっと上の身分になれるのに。」

SE「俺以外の秘書じゃ役立たずって言ったのは誰だっけ。」

「…私かな。」

SE「お前以外の秘書には死んでもならない。」

「愛されてるなぁ。」

SE「はいはい、愛してますー。」

「棒読み。」

SE「あ、社員増えてきたから敬語に戻ります。」

「報告ご苦労。」






時々、逃げたくなるのは私だけなのだろうか。





.

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アリサ - ジョングク (2019年7月17日 9時) (レス) id: d938d71082 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやテテ | 作成日時:2019年7月13日 0時

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