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──2年前





「お嬢様、朝です。起きてください。」

アヤ「あと5分…」

「ダメです。本日は大事な会議があるとセフン様からお聞きしました。」

アヤ「やだ…行かない…」

「何言ってんの、次期社長夫人が。」

アヤ「…!こら!テヒョン!」

「あ、おはようございます、お嬢様。」

アヤ「そのお嬢様に敬語を外したのはどこの誰よ?!」

「はて、存じあげません。」

アヤ「ったくもう!」

「それでは5分以内にお越しください。お待ちしております。」

アヤ「ちょっと、お嬢様に命令しないでよ!」

「お嬢様には見えないけどね。」

アヤ「こらぁ!」





いつもの朝。

パリッとした執事専用のスーツを着た俺はお嬢様を起こしてからキッチンに向かう。






KS「おはよう、テヒョン。」

「おはようございます、ギョンスヒョン。」







お嬢様のためのココアを用意していると、寝癖の付いたまま席に着くお嬢様の姿が見えた。






「ヒョン、」

KS「分かった。」






アヤ「ギョンス、おはよう!」

KS「おはようございますお嬢様。」

アヤ「わー今日の朝食も美味しそう!」

KS「味わって、かつ早くお食べ下さい。」

アヤ「え、ギョンスも今日の会議のこと知ってるの?」


「当たり前です。セフン様からお聞きしたことは全て俺がギョンスヒョンにお伝えしていますので。」

アヤ「ふん、」

「あと…寝癖、付いていますよ。」






綺麗なお嬢様の髪に手を伸ばす。

跳ねている髪を撫でて整えると途端に嬉しそうな顔をするお嬢様。






本当にこの方は。






「可愛いね。」

アヤ「っ、テヒョン。」






「では、お時間が来ましたらお知らせ致します。」







俺は、そこまで大人じゃないんだ。






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アリサ - ジョングク (2019年7月17日 9時) (レス) id: d938d71082 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやテテ | 作成日時:2019年7月13日 0時

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