-カスミソウ-7

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-渡辺-


A「うわぁぁん(泣)」



『しんどいんだよなぁ』





結局Aは寝たかと思ったけどすぐ起きちゃって抱っこから離れず今俺の腕の中。





佐「あれ、A翔太に抱っこしてもらってんの〜！いいねぇ」



A「ふぇ(泣)」



『たぶん今めちゃめちゃしんどいからご機嫌ななめ』



佐「そっかぁ、早く良くなれ〜ってさっくんおまじないかけといてあげるからね」





俺が抱っこしてナースステーションで仕事をしてると佐久間が寄ってきてAに話しかけてくれるけどしんどいせいかずっと俺の胸に顔を埋めてる。





深「まじでどうしようかね」



佐「ずっとこんな感じなの？」



『そうなんだよ』



目「でももう抗生剤とかも始めてるしね」



『熱上がったら解熱剤使ってあとはもうAの回復力を信じるしかないよな』



深「やっぱそうだよねぇ」




いつもに増してしんどそうなA。




ふっかもどうにかしてあげたいって頭を抱えてるけどこればっかりは対症療法しかないんだよなぁ。





寝れる時に寝かせて食べれそうな時にご飯食べさせてってするしかないかな。





『A〜、俺だいぶ腕鍛えられそうだわ(笑)』



深「翔太そろそろ抱っこ変わるよ。わら」





そろそろ腕が限界にはを迎えてきた頃、ふっかが抱っこを変わってくれた。





ふっかは今日当直だからAのこと見てるよって。




『さんきゅ、Aお願い』



深「はいよ〜、ちょっとA俺んとこ来ようね〜…」



A「ふぇ(泣)」



『ごめんね、しょっぴー帰らなきゃだからまた明日会おうね』





明日には少しでも良くなってますように。そう願ってあとはふっかに任せることにした。

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