-カスミソウ-7

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あれからふっか先生に解熱剤を飲ませたり、お粥を作って持って行ったりと献身的に看病してるけど全然熱も下がらないし、なんならちょっとずつ熱上がっててしんどそう。







『ふっか先生…大丈夫？…じゃないよね…』



深「ハァハァ…大丈夫…」

　
　



最初は俺のこといいからAはゆっくりしてなって言ってくれてたんだけどもう今はそんな余裕もないみたいで。







どうしよう、しょっぴーに連絡しようかな…







でもお仕事中だもんね…






『ケホッケホッ…』







もう…なんでこんな時に…








ふっか先生の看病しなきゃと思って朝から我慢してた咳が込み上げてきた。







実は朝から嫌な予感がしてて。







でもしんどそうなふっか先生の姿を見たら言えなかったんだよね。







ふぅーっと呼吸を落ち着かせて、一旦眠ることにした。







ソファーで寝落ちして1時間。







明らかに感じる体温上昇のサイン。







『ケホッケホッ…』






そして喘息発作の兆候。







吸入薬…そう思ったけどふっか先生のお部屋だ。







今ふっか先生のお部屋に薬を取りに行ったらふっか先生を心配させてしまう。








そう思って我慢することにした。








『ケホッケホッ…ハァハァ…』






けど、我慢しようと思えば思うほどに酷くなっていく咳。








『ハァハァ…ふっか先生…』






お願い、誰か来て…







そう思った時、玄関の扉が開いた音がした。

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