-カスミソウ-7

生理痛（REQ） ページ23

-深澤-





『A〜、そろそろまじで起きなよ〜、間に合わなくなるよ？』



A「…うん起きる〜…」



『起きるって言ってもう何分経ってんの〜？めめと待ち合わせしてるんでしょ？起きれないって体調でも悪いの？』





今日は午前中仕事が休みのめめと買い物に行くらしく、待ち合わせに間に合わなくなるから早く起きなよって声かけてんだけどずっとこの調子。






ちらっと見た感じ顔色悪かったからたぶん体調悪いんだと思う。






けど、どんなに声かけても起きるの一点張りだからいい加減にしなよってことで体調悪いのか聞いてみた。






A「ううん…全然へーき…」



『平気そうには見えないけどねぇ。顔色悪いしそのお腹の手は何？お腹痛いんじゃないの？』






Aは痛いところを突かれたと思ったのか、お腹に置いていた手をさっと隠した。






『正直に言いなよ〜、めめに迷惑かかるよ？』



A「…生理痛だから…大丈夫…」



『生理痛いつもそんな酷いっけ？』



A「…今回はたまたまかな、薬飲む…」



『はい、薬。あんま酷いなら病院行こうよ。めめには俺から連絡しとこうか？』



A「ううん、薬飲めば平気だから…めめには私からちゃんと連絡する」






病院は行きたくないらしく、頑なだけどあまりにしんどいのか、さすがにめめとの約束は断るみたい。






にしてもだいぶ顔色悪いんだよな。




俺からも一応めめに連絡しとこうかな。






『じゃあ俺仕事行ってくるからね。何かあったらすぐ連絡しなよ。』



A「はぁい…行ってらっしゃい」






だいぶ調子悪そうなAを置いていくのは不安だけど、めめにメールすると今からふっかさんち向かってふっかさんの仕事終わるまでAの面倒見てますねって連絡来たからとりあえず安心かな。






申し訳ないなと思ったけど有り難くここはとりあえずめめにAのこと任せよ。

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